破壊王マイケル・ベイによる暴走救急車クライム・アクション『アンビュランス』が日本先行公開中!

そういやベイヘム映画、最近ご無沙汰だよなあ~とぼんやり思ってた頃に久々のマイケル・ベイの新作が日本上陸。暴走救急車アクション、ズバリタイトルもそのまんまな『アンビュランス』!
2017年の『トランスフォーマー/最後の騎士王』がシリーズ最低の興行成績で終わり、スタジオが『トランスフォーマー』ユニバースを一旦白紙に戻し、意気消沈(?)のマイケル・ベイ。しかし前日譚『バンブルビー』をプロデュースして仕切り直し、これまで『トランスフォーマー』シリーズを嫌っていた評論家にも認めさせ、その勢いに乗って続編を始動、さらにシリーズ仕切り直し新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のプロデュースも引き受けて新3部作としてリ・スタートさせている。その他にもプロデュース作の『パージ』シリーズや『クワイエット・プレイス』シリーズをヒットさせている一方で、2019年にライアン・レイノルズ主演のアクション・スリラー『6アンダーグラウンド』のメガホンを取った。ただ本作は配信オンリーのNetflix映画で世間的にはあまり話題にならなかったものの、とはいえ製作費1億5000万ドルのビッグバジェット大作で、相変わらずのド派手アクション(とそれなりのグロ描写)盛りの景気のいいベイヘム映画であり、劇場で観たかったという声も多い。ロッテントマトは36%、観客評価60%。
しかし無駄にバンバン爆発、撃ちまくってこそのベイヘム映画は大スクリーンで観てこそ真価を発揮するものだ。ということでユニバーサルと手を組んだ劇場用新作『アンビュランス』は、2005年のデンマーク映画『25ミニッツ』のベイ(米)リメイク。妻の高額な手術費用が必要な元軍人ウィル(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)は、血のつながらない兄ダニー(ジェイク・ギレンホール)に相談。犯罪者のダニーはなんと3200万ドルの銀行強盗計画を提案するが、強盗がバレてしまい警察と壮絶な撃ち合いに発展してしまう。2人はダニーがはずみで撃ってしまい瀕死の重傷を負った新米警官と女性救命士が乗る救急車を奪って逃走。追手とノンストップのカーチェイスを繰り広げる。
お話だけ聞くとB級クライムアクションのように思えるが、ベイが退屈なB級映画で終わらせるはずがない。ほぼノーCGの本物アクションがウリのベイヘムパワーを効かせた火薬マシマシ破壊アクションに、今回はさらにドローンカメラが加わったことで多角的でダイナミックなシーンに仕上げている(とのこと)。しかもオリジナル版が77分なのに対し、ベイリメイク版は60分長い137分。久々にやりすぎベイヘム盛りの1作になっていそうだ。ロッテントマトは現在32レビューで78%、ベイ監督作では過去最高の評価となっている。
日本は米国より早い3月25日より封切り。しかも『トランスフォーマー/最後の騎士王』以来、5年ぶりとなるベイヘムIMAX上映。今回はIMAXカメラは使われておらず全編シネスコ作品だが、やっぱりベイヘムを体感するならIMAXをオススメ。
●日本版予告編
●米国版予告編2(最新)
●米国版予告編1
●フィーチャレット:ドローンカメラ
●日本版15秒スポット
●IMAXスポット
たいむぽっかん@cimemantaro
「アンビュランス」IMAX鑑賞。毎度のベイ映画で安心(笑)。脚本は強引で詰めが甘いなんて批判は意味なし。強引上等、グイグイ引っ張っていくベイ力は衰え知らず。カメラは今回もグラグラ、ドローン映像もプラス。なので後方席での鑑賞をお薦め… https://t.co/gjM6sNn1ha
2022年03月26日 01:15












