DCライジング!『ブラックアダム』『ザ・フラッシュ』など2022年公開DC映画トレーラー! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

DCライジング!『ブラックアダム』『ザ・フラッシュ』など2022年公開DC映画トレーラー!

 

 

2022年はDC映画陣の逆襲となるか!?

 

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』をはじめ、『ブラックアダム』『ザ・フラッシュ』『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』の初出し映像を含むラインナップクリップが先月の12日に公式にアップされた。

 

今のアメコミ映画界では『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の記録的大ヒットでスパイダーマン一色。昨年のディズニー/マーベルは『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』『ブラック・ウィドウ』『ホワット・イフ...?』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『エターナルズ』『ホークアイ』と、ディズニープラス配信と劇場用映画で怒涛の8タイトルをリリースした。今年に入ってもその勢いは止まらず、『ムーンナイト』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『マイティ・ソー:ラブ&サンダー』『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』といった豪華ラインナップで攻める。一方、DC陣営の2021年はHBO Maxで『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』を配信し、ジェームズ・ガン監督の『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を劇場公開しただけで、マーベルに後れを取っている。『ザ・スーサイド・スクワッド』は批評家、ファン評価はすこぶる高かったにもかかわらず、コロナ禍と同時配信の影響で全世界興収は1億6740万ドルしか稼げなかった。

 

燻り続けるDC陣営だが、『THE BATMAN -ザ・バットマン-』は「DCエクステンデッド・ユニバース」映画ではないものの「これまでにないバットマン像を打ち出し、ヒーロー映画の新境地を開いた」と絶賛。オープニング興収は1億ドル近く稼ぐだろうと見られており、2022年DC映画を奮い立たせる格好の材料となりそうだ。

 

 

 

『THE BATMAN』に続くDC映画は以下のとおり(公開日はすべて米国の日付)。

 

7月29日 『ブラックアダム』

ドウェイン・ジョンソン製作&主演のDCユニバース初登場となるアンチヒーロー。原作ではシャザムのヴィランとして知られている。共演はサラ・シャヒ、ノア・センティネオ、オルディス・ホッジ、ピアース・ブロスナン。監督はジャウム・コレット=セラ。将来的にはシャザムとの対決も!?
 

 


11月4日 『ザ・フラッシュ』
『ジャスティス・リーグ』で本格参戦したフラッシュ/バリー・アレンの“独り立ち”単独作品。超高速移動するフラッシュの行動によってこちらもマルチバース=並行世界が生じてしまう。マイケル・キートンとベン・アフレックの2大バットマンが復活し、さらにサッシャ・カジェ演じるスーパーガールが初披露されるファン注目の1作。監督は『IT/イット』シリーズのアンディ・ムスキエティ。

 

 

 

12月16日 『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』

ジェイソン・モモアの当たり役となったDCヒーローの第2弾。アンバー・ハード、パトリック・ウィルソン、ドルフ・ラングレン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ニコール・キッドマンが続投。ジェームズ・ワン監督が再びメガホンを取る。

 

 

 

 

 

2023年以降もDC映画は続く。

『バットガール』
女バットマンの単独映画。元々は『アベンジャーズ』『ジャスティス・リーグ』のジョス・ウェドン監督がメガホンを取る予定だったが降板。『バッドボーイズ フォー・ライフ』のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーのコンビ監督が新たに起用され、脚本を『バンブルビー』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のクリスティーナ・ホドソンが手掛けている。そしてバットガール役に抜擢されたのは『イン・ザ・ハイツ』でニーナ役を演じたレスリー・グレイス。ゴードン警部の娘バーバラ・ゴードンがバットガールとなってゴッサムの悪と戦う。かつてアダム・ウエスト版ドラマシリーズ『バットマン』(1966)のシーズン3に初登場し、2002年のドラマシリーズ『ゴッサム・シティ・エンジェル』でも活躍。シリーズ第4弾『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997)ではブルース・ウェインの執事アルフレッドの姪という設定でスクリーンデビュー。全くの別キャラクターだが女バットマンでは2019年のドラマシリーズ『BATWOMAN/バットウーマン』が放送されている。『バットガール』は映画作品だがHBO Max製作なので米国では劇場公開ではなく配信になる予定(もしくは劇場同時公開の可能性も。海外での公開は不明)注目ポイントは『ザ・フラッシュ』に続いてバットマン役で出演するマイケル・キートン。キートンのバットマンは「DCエクステンデッド・ユニバース」のキャラクターではなくストーリーの詳細は不明だが、仮に『ザ・フラッシュ』で起こったマルチバース後の展開だとすると両作品の繋がりも気になる。レスリー・グレイスはラテン系の女優だが、父親のゴードン警部役はJ・K・シモンズ。『ジャスティス・リーグ』に続いてシモンズが演じるということはやはり「DCエクステンデッド・ユニバース」と同一世界であることが窺える。『ザ・フラッシュ』との繋がりがあるということは、将来的に同じラテン系女優サッシャ・カジェ演じるスーパーガールとの共演映画『スーパーガール&バットガール』の実現可能性もあるわけで。2023年公開(配信)予定。




『シャザム! フューリー・オブ・ザ・ゴッズ』
基本的にネクラが多いDCヒーローの中で
(笑)ほとんど悩むことをしない陽気なあんちゃんヒーローとして親しまれた『シャザム!』の続編。デヴィッド・F・サンドバーグ監督、ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャイモン・フンスーらが続投。今度はヘレン・ミレンとルーシー・リューがシャザムとバトるヴィランを演じる。前作よりはるかにスケールアップしているという続編はコロナ禍の影響でスケジュールに遅延が生じ、米国公開日は当初の2022年4月公開から2023年6月2日に延期になっている。





『ワンダーウーマン3』
ガル・ガドットの人気シリーズ第3弾の製作も決定し、パティ・ジェンキンス監督が続投する。ジェンキンスは『スター・ウォーズ』映画の新作『Rogue Squadron』のメガホンも任されていたがスケジュールの都合で製作延期に。現在、ガル・ガドット主演の『クレオパトラ』(パラマウント)のプロデュースに取り掛かっているとのこと。その後が『Rogue Squadron』『WW3』のどちらになるかは不明。ジェンキンスもガドットも『WW3』製作決定を喜んだが、1作目は各方面から絶賛されたのに対し『ワンダーウーマン1984』の批評家レビューは控えめに終わり、興収はコロナ禍と同時配信の影響をモロに受けて全世界興収は1億6680万ドルで前作の2割に落ち込むなど課題も残った。普通ならシリーズは打ち切りになるが、当初から3部作計画で進められていた。





『THE BATMAN -ザ・バットマン-』続編
苦戦が続く「DCエクステンデッド・ユニバース」だが、ユニバースではないDC映画第2弾『THE BATMAN -ザ・バットマン-』が米国で封切られ、絶賛が相次いでいる。『ジョーカー』に続いて成功を収めることは確実で、自信を見せるプロデューサーは早くも続編への期待を高めている。公式発表ではないが「5年以内には続編を公開したい」とコメント。本作はバットマンデビューしてまだ2年目の若きブルース・ウェインが描かれるわけだから、今後は5年目、10年目のバットマンを描くネタはまだまだありそう。マット・リーヴス監督の中では続編のアイデアは既にあるようだが、本作は1本の単独作品として完結する作りにしておりアメコミ映画によくある「続編への匂わせ」は用意していないという。今は家族との時間を優先にしており、そもそも続編をやるかどうかも決めていない。製作費2億ドルに膨れ上がってしまった本作の興行を見て、スタジオがどう判断するかはまだ先になりそう。ファンの間では、続編はホアキン・フェニックス演じるジョーカーとバットマンがついに対峙するのでは?という“要望”も出ている一方で「安易なクロスオーバーはしてほしくない」という声も。ホアキンは『ジョーカー』の続編について「この男について掘り下げることは可能だけど実現できるかは分からない」とコメント。また、コリン・ファレル演じるペンギンを主人公にしたHBO Max製作のスピンオフドラマシリーズが企画されており、そちらが優先的に取り組まれることになりそう。