シリーズ第3弾が企画中の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が日本でも首位スタート!
先週末の興行ニュース。
米国では大きな変動はなく、『ミラベルと魔法だらけの家』が2週連続1位となったが、累計興収は5915万ドル、全世界興収は1億1817万ドルで前週からあまり伸びず低迷。米国興収1億ドル突破は難しくなった。新型コロナのオミクロン株流行の影響もあり、ここへ来て家族連れの映画館離れも出てきているという。今週末から『ウエスト・サイド・ストーリー』を皮切りに年末のビッグタイトルが毎週公開される矢先に再びコロナ禍の懸念材料が出てきて、関係者はやきもきしている。2位は『ゴーストバスターズ/アフターライフ』で累計興収は大台突破の1億282万ドル、全世界興収1億4572万ドル。3位はリドリー・スコット監督の新作『ハウス・オブ・グッチ』で3458万ドル、全世界興収6932万ドル。5位の『エターナルズ』は1億5701万ドル、全世界興収3億8505万ドルに到達し、『ブラック・ウィドウ』の全世界興収を追い抜いた。5位スタートでつまづいてしまった『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は1ランク下げ、累計興収は1345万ドル、全世界興収2455万ドルで伸びが鈍化。日本のアニメ『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』が105万ドルで10位に入った。
米国公開から遅れること2ヶ月、日本で『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』がついに封切りとなり、嵐から首位を奪った。3日間で6億2000万円を稼ぎ、前作以上の好スタートとなっている。Yahoo!映画は3.46点で世評は「まあまあ面白かった」。擁護派のおもな意見は「ヴェノムとエディがついに“夫婦”になった!」「ヴェノムのツンデレが最高に可愛い」「このコンビ、最高に愛しい」「アメコミキャラでこいつらを超える名コンビはいない」「今回は夫婦漫才編。めっちゃ楽しい!」「良くも悪くもアメコミチックなCGが本作と合っている」「無駄に長い最近のアメコミ映画にうんざりしてたので98分がちょうどいい」「頭空っぽにして楽しむ本来のアメコミ映画に立ち返っている」「オマケシーンの衝撃的な展開が気になる!」。否定派は「話が大味で98分でも退屈した」「予告編以上のものがない」「どこがカーネイジ(大虐殺)? 名前負けしたヴィランにガッカリ」「CGがゴチャゴチャしててよく分からない」「アクション演出がイマイチなのでクライマックスが盛り上がらない」「カーネイジは所詮ヴェノムのコピーなのになぜヴェノム以上の強敵になるの?」「キンキン声女を出す意味あった?」「結局やりたかったのはエンディングのアレでは」「レイティングを厳しくできないから今回も薄味」と辛口。早くも『ヴェノム3』の企画がスタートしており、監督のアンディ・サーキスは続投にやる気を見せている。その他作品の順位は前週とほぼ変わらず。