『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が首位、『007』がコロナ禍映画で最大のヒット作に | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が首位、『007』がコロナ禍映画で最大のヒット作に

 


先週末の興行ニュース。

『ゴーストバスターズ』シリーズの通算4本目の新作で1、2作目の正統な続編『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が全米公開。オープニング興収4400万ドルで首位スタートを切った。これは2016年の女性版リブート『ゴーストバスターズ』(4600万ドル)とほぼ同等なスタート。ソニー・ピクチャーズ作品の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(9003万ドル)と比べると大きく見劣りするが、ほぼ予想された出足のようだ。ロッテントマトでは正統な3作目として注目されていた作品にしては62%にとどまっているが観客評価では96%という熱烈な歓迎ぶり。女性リブート版では批評家74%の好評価に対して観客評価(主にGBファン)は49%の「失敗作」認定を下し、一部では作品評から逸脱したミソジニー論争にまで発展。興収も伸び悩み、赤字映画になってしまった。アイヴァン・ライトマン監督の息子ジェイソン・ライトマンがメガホンを取り、「オリジナル版へのラブレターだ」と愛を込めた『ゴーストバスターズ3』がどこまで稼げるのか、続編制作の判断材料にもされているだけに失敗は出来ない。日本公開は2ヶ月半遅れの2022年2月4日(遅すぎ)。

 

 

 

 

2位は『エターナルズ』で1億3581万ドル、全世界興収3億3611万ドルまで稼いでいる。3位は人気児童文学を実写映画化した『おおきいあかい クリフォード』で累計興収は3351万ドル。ロッテントマトは52%、一方で観客評価は95%とファミリームービーとしては合格の判を押してもらったようだ。公開4週目の『DUNE/デューン 砂の惑星』は9819万ドルでいまだ大台突破出来ていないが、全世界興収は3億6700万ドルを超えた。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』はついに2億650万ドルまで到達し、前作の記録を追い抜く可能性。ただ現在の全世界興収では、前作の興行を大きく牽引した中国公開がまだ決まっていないこともあり4億5470万ドル。そして『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の全世界興収が7億4309万ドルを超え、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の記録を追い抜きコロナ禍公開のハリウッド映画としては最大のヒット作となった。米国ではスタートこそつまづいたものの、現在1億5468万ドルまで数字を伸ばしている。







日本では、今回も癒されてる人続出の『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』が2週連続首位で、6億4000万円を突破。12月3日以降は新たに72館での追加上映が決まっている。3位に『土竜の唄 FINAL』がランクイン。人気コミックを三池カラー濃厚なぶっ飛び世界観で映画化し(色んな意味で)それが魅力になっているシリーズの完結編。Yahoo!映画は3.41点と平均的な点数だがこれでもシリーズでは最も評価が高い。『エターナルズ』『劇場版 きのう何食べた?』も堅調に数字を伸ばし、もうすぐ10億円を超える。