ルーカスフィルムが『スター・ウォーズ』新作3タイトルの製作を公式発表! レイ復活へ! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

ルーカスフィルムが『スター・ウォーズ』新作3タイトルの製作を公式発表! レイ復活へ!




ロンドンで開催されている『SW』公式ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション 2023」で『スター・ウォーズ』の新作タイトルが発表された。

 

ディズニープラス配信のドラマシリーズは毎年配信されているが、映画版は2019年の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を最後に新作は作られていない。米映画情報サイトや関係者の証言などからスピンオフや新作の噂は絶えず、本当なら『スカイウォーカーの夜明け』以降も毎年『SW』映画を製作・公開するはずだった。しかし『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の大コケ失敗により、ディズニー/ルーカスフィルムがスピンオフ企画をすべて保留に。「SW疲れ」によるファン離れを何としてでも阻止しなければならないと危機感を抱いたディズニーCEOのボブ・アイガーは「製作の頻度がアグレッシブ過ぎた。今後はふさわしい作品を慎重に取り組んでいくよう徹底する」と、ダークサイドに堕ちかけていた『SW』フランチャイズの“濫造計画”を取りやめた。

 

世界中の『SW』ファンが注目したルーカスフィルムの公式発表。ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディによると「ジョージ・ルーカスによる『スター・ウォーズ』の世界をさらに広げていく」と説明。まずは過去、現在、未来にわたる『スター・ウォーズ』映画3作品が製作される。なお発表された作品はいずれも企画の初期段階であり、タイトル、公開日のスケジュールはすべて未定だ。




【過去】 旧3部作の2万5000年前の世界が舞台の『SW』
オリジナル・トリロジー(EP4~6)の2万5000年前を舞台にした、これまでのどの『スター・ウォーズ』よりも遥か昔に遡る。神秘に包まれたフォースの起源、フォースを操るジェダイ、『十戒』のような聖書的な“フォースの夜明け”を描くエピソードになるという。『SW』の世界では当たり前のように存在するフォースが一体どこから生まれたのか初めて明かされる? 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開が控えているジェイムズ・マンゴールド監督がメガホンを取る。

【現在】 実写ドラマシリーズを締めくくる『SW』
『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』『スター・ウォーズ 反乱者たち』『スター・ウォーズ レジスタンス』『スター・ウォーズ/フォース・オブ・デスティニー』、そして『マンダロリアン』『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』の監督、製作総指揮を務めたデイヴ・フィローニがついに『SW』劇映画監督デビューを果たす。『SW』の世界観を熟知、構築し、ファンからも絶大に支持されているフィローニだけに期待される1作になりそう。帝国残党と新共和国の熾烈を極める戦いが描かれるとのことで、『マンダロリアン』『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』『アソーカ』のタイムラインを締めくくる内容になるという。『SW』実写ドラマシリーズに最も近い内容になりそうなので、今からドラマ版をチェックしておいたほうが良さそうだ。

【未来】 『スカイウォーカーの夜明け』から15年後の『SW』
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で幕を閉じたスカイウォーカー・サーガ(実はパルパティーン・サーガでもあった)だが、シークエル3部作(『EP7』~『EP9』)の主人公レイが戻ってくる。もちろんデイジー・リドリーが続投。『スカイウォーカーの夜明け』から15年後を舞台にジェダイ・マスターとなったレイがルークの遺志を継いで
ジェダイ・オーダーの再建に挑むというストーリー。実はパルパティーンの孫娘だったという過酷な宿命を背負いながらも、スカイウォーカーとして生きる道を選んだ彼女に新たな運命が待ち受ける? 監督はMCUドラマシリーズ『ミズ・マーベル』のエピソード監督を務めたシャルミーン・ウベード=チナーイ。世界中のファンが注目したシリーズ完結編だけあって賛否が分かれた『スカイウォーカーの夜明け』公開時、リドリーは「みんなは1作目(EP7)では愛を示してくれたけど今回(EP9)はそうじゃなかった。しばらくネットのレビューを見なかったわ。みんなの『SW』愛はどこへいってしまったの?」とショックを受けたという。約6年間、シークエル3部作の主人公という大役を与えられ、振り回されてもきたリドリーによるレイの再演はないと思われていただけに、まさかの復帰となった。3作品の中では唯一の“続編”となる。

 

ちなみにこの3作品では、「遠い昔、はるかかなたの銀河系で…」から始まるおなじみのオープニングクロールが復活するとキャスリーン・ケネディが明かしている。『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』ではオープニングロールは流れなかった。



 

 

 



ディズニープラス配信のドラマシリーズでは、予告編&ポスターが解禁された『アソーカ』が8月より配信。トム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズのジョン・ワッツ監督による新共和国を舞台にした『スケルトン・クルー』(年内配信)ではジュード・ロウがジェダイ役で出演。キャシアン・アンドーを主人公にした『ローグ・ワン/スター・ウォーズ ストーリー』スピンオフ『キャシアン・アンドー』はシーズン2の製作が決定(2024年8月配信)。『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の100年前を舞台にした『アコライト』(2024年配信予定)は、ハイ・リパブリックの終焉が描かれるミステリースリラーで、ジョージ・ルーカスが影響を受けた黒澤映画にインスパイアされた作品と言われている。アニメシリーズは『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン2(5月4日配信)、『スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ』シーズン2(配信日未定)が発表された。




今回の「スター・ウォーズ セレブレーション 2023」で発表されなかったものの、他にも企画されている『SW』映画は以下のとおり。『スカイウォーカーの夜明け』公開前の2019年にルーカスフィルムは複数の『SW』映画の公開スケジュールを発表したが、その後、制作体制を見直し、スケジュールはすべて「白紙」に戻された状態になっている。

 

ライアン・ジョンソン監督による『SW』3部作
『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が企画している3部作で、2017年11月にルーカスフィルムが発表したがその後の音沙汰はなく、ほとんど進捗していない。キャスリーン・ケネディいわく「今は保留になっている」とのことだが、いずれ実現させたい方向で進めているという。『最後のジェダイ』はファンの間で賛否が分かれ、『SW』離れを引き起こしたとも言われている“問題作”。ライアン・ジョンソンが再び手掛ける『SW』にファンは付いて来てくれるのだろうか・・・・。


タイカ・ワイティティ監督による『SW』
『ジョジョ・ラビット』『ソー:ラブ&サンダー』のタイカ・ワイティティがメガホンを取る『SW』は、2020年に発表されたものの進捗状況は不明。昨年11月にワイティティは「制作されるかまだ分かっていない」と発言していた。内容も全く分かっていない。

『Rogue Squadron』
『ワンダーウーマン』シリーズのパティ・ジェンキンス監督がメガホンを取るはずだった本作は、戦闘機パイロット=スター・ファイターを主人公にしたもの。パイロットだったジェンキンス自身の父親にインスピレーションを得て企画したものだった。当初は2023年12月公開予定で進められていたが企画は凍結に。ジェンキンスが他の作品に取りかかることになり、ルーカスフィルムの公開スケジュールから抹消されている。

ショーン・レヴィ監督による『SW』
大ヒット作『フリーガイ』で注目されたショーン・レヴィが『SW』の監督に起用されたのが昨年の11月。しかし現在は『デッドプール3』の撮影に入るため、実現するにしても2~3年先になりそうだ。

ケヴィン・ファイギ製作の『SW』
マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギが製作する『SW』映画。『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』のマイケル・ウォルドロンが脚本で起用されたが、その後の情報はなく、頓挫している状態のようだ。MCUで多忙を極めるファイギなので実現の可能性は怪しくなっている。


ビッグニュース!
「スター・ウォーズ セレブレーション」次回開催が東京に決定!!

『スター・ウォーズ』の公式イベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」の次回開催地が日本に決定したことが発表された。2025年4月18日から4月20日にかけて幕張メッセで開催される。日本開催は2008年以来、17年ぶりとなる。