ジョニー・デップ主演のドラマ『MINAMATA-ミナマタ-』予告編&本編&インタビュー映像! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

ジョニー・デップ主演のドラマ『MINAMATA-ミナマタ-』予告編&本編&インタビュー映像!

 



ジョニー・デップが日本の水俣病という公害問題に向き合った『MINAMATA-ミナマタ-』からインタビュークリップ、本編クリップ、最新予告編がアップ。

日本人なら無関心でいてはいけない水俣病の現状を世界に知らしめたアメリカの写真家ユージン・スミス。ウィリアム・ユージン・スミスと妻アイリーン・美緒子・スミスが1971年に来日し、水俣病で苦しむ人々を取材し撮り続けた。しかし海に水銀を放出してい企業、チッソ工場を取材中、水俣病被害の支援者とチッソ労働組合員が激しく衝突。ユージンもチッソの関係者に暴行され、片目失明の重傷を負ってしまう。そして1975年、世界中が水俣病に注目するきっかけとなった悲願の写真集『MINAMATA』を出版。彼が撮った「入浴する智子と母」は世界的に知られている写真だが、遺族の意向によりその後は封印されている。妻と離婚したユージンは1978年、59歳でこの世を去った。



本作はその発行された写真集を基に1971年から74年までの3年間、企業の妨害に遭いながらも水俣病に苦しむ現地人々の苦闘を取材してきたユージンを描くヒューマン・ドラマ。ジョニー・デップが主人公を力演し、プロデュースも兼任した。ユージンの心意気に共鳴し、行動を共にする日系人の妻アイリーン役を美波が演じる。日本からは真田広之、國村準、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子ら実力派俳優が顔を揃えており、さらにビル・ナイも共演。真田は補償活動団体のリーダーであるヤマザキ役、國村が企業チッソの社長役、加瀬が水俣病に苦しむキヨシ役、浅野と岩瀬が水俣病の被害により生まれつき障がいを抱える愛娘を持つ夫婦役、ビル・ナイはユージンをバックアップする「LIFE」編集長役をそれぞれ演じた。音楽は監督の熱烈なオファーのもと坂本龍一が務めている。監督は『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』『シークレット・ランナー』などでプロデュースしてきたアンドリュー・レヴィタスで、監督は本作が2作目。



題材が題材だけに物議を醸しそうな本作。今年6月、水俣市市長が「差別、偏見の解消になっている作品であるかどうかの判断ができない。映画が史実に即したものか分からず制作者の意図も不明。住民感情に配慮して後援は適切ではない」などの理由から水俣市で予定されていた映画先行上映会への後援を取りやめた(熊本県は「世界に発信されることに意味がある」として後援している)。市長の後援取りやめの件についてレヴィタス監督は「今でも認定されていない患者の方々がいる。そういう人たちのために注目される機会が必要だ。(それを)行政が率先してやるべきなのに企業の利益優先に見えてしまうことが非常に残念。当時のチッソと同じ言い訳をしているようにも思える」と苦言。ただ監督は水俣市や企業からの圧力や要請があったわけではないとも言っている。

 

 

また米国の配給権はMGMが獲得し今年2月に劇場とVOD同時配信で公開予定だったが、ジョニー・デップが元妻アンバー・ハードへのDV疑惑を巡る名誉毀損裁判で敗訴となり、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのグリンデルバルド役から降板するなどスキャンダルが影響し、現在もまだ米国公開の目処が立っていない。これについてもレヴィタス監督は「MGMはこの作品の重要性を理解していない」と批判した。MGM側は「自社の一部門であるアメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ(AIP)で公開するために上映権を獲得したが、現時点では公開はまだ決まっていない」と述べている。ロッテントマトでは71%(観客評価92%)、imdb評価では7.8点の高評価となっている。


 

●本編クリップ

 

 

●最新予告編

 


●インタビュー映像集

 

 

 

 

 

●プロモ・クリップ

 

 

●オリジナル予告編