米国では『2分の1の魔法』、日本では『Fukushima 50』が首位スタート!
先週末の米国興収は、ディズニー/ピクサーの新作アニメ『2分の1の魔法』が3911万ドルで首位デビューを飾った。ロッテントマトでは87%(観客評価96%)と高い満足度を得ている。近作のピクサー作品と比較して『トイ・ストーリー4』(OP興収1億2090万ドル)、『インクレディブル・ファミリー』(同1億8268万ドル)、『カーズ/クロスロード』(同5368万ドル)といった人気シリーズだけでなく、『リメンバー・ミー』(同5080万ドル)にも追いついていない出足だが、米国でもコロナパニックの影響が大きいので仕方ないか。それでもこの状況でのオープニング興収は立派といえるかも。日本では公開延期が決まっている。2位の『透明人間』の累計興収は5267万ドル。3位に初登場となったのは『ザ・コンサルタント』のギャビン・オコナー監督とベン・アフレックが再びタッグを組んだスポーツドラマ『The Way Back』。ロッテントマトでは85%と評価は高いが、こちらもコロナの影響か817万ドルという今ひとつなスタート。
日本では公開延期やチケット払い戻し、チケット当日販売のみに切り替え、座席を空けてのチケット販売などコロナの影響が日に日に大きくなっている。そんな中、今日で震災9年目を迎えた東日本大震災の福島第一原発事故を題材にした『Fukushima 50』が首位スタートを切った。Yahoo!映画では現在4.16点で、「心を打たれた」「エンジニア魂を描いた傑作」「報道では分からなかった事故現場を真摯に捉えている」「全部が素晴らしいとは言わないが少なくとも日本人なら見るべき作品」「マスクしながら観てるのが苦しい。それぐらい泣いた」「今のグダグダなコロナ対策を見て大震災の原発事故対策から学んでない政府。現場も何も知らない輩が真っ先に観るべき」と高い評価が占めている。土日2日間で1億4300万円。2位は『仮面病棟』、3位は『パラサイト 半地下の家族』。レネー・ゼルウィガーがアカデミー賞主演女優賞に輝いた『ジュディ 虹の彼方に』が8位にランクイン。
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