秋ドラマで、いやドラマ史上最も期待している続編『まだ結婚できない男』は10月放送!!!! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

秋ドラマで、いやドラマ史上最も期待している続編『まだ結婚できない男』は10月放送!!!!




“チョー”が付くほどアタシの大好きなドラマがありまして、それが阿部寛主演の代表作であり、名作でもある独身コメディ『結婚できない男』。13年ぶりの続編が制作されることになると知り、PCの前で思わず「マジかー!びっくり」と狂喜乱舞したのが情報解禁となった4月26日。その続編タイトルが『まだ結婚できない男』に決まり、先日、共演陣が発表されました。爆  笑




これまでに観てきたすべてのドラマの中で5本の指に入るほどハマった作品であり、日本ドラマで唯一ブルーレイBOXを買った作品でもあります。といっても、前作が放送されたのは2006年7月~9月。リアルタイムに観ていたわけではなく、知り合いからの猛プッシュでレンタルDVDでイッキミし、「なんやこれ、めっちゃ面白いやんか!」とドハマリ。ドラマの季節設定が夏なので、毎年夏になると見返したくなるドラマでもあるんです。人付き合いが苦手で偏屈な独身男が主人公ということもあり、自分と色々重ね合わせたくなる部分も多く、「独身男あるあるエピソード」に深く共感しながら観ていました。さすがにアタシは主人公ほど偏屈な男ではありませんが
(笑)、映画が好きだったり(DVDにオーディオコメンタリーがいっぱい入ってると嬉しくなるところとか)、レンタル店に通い続けたり、いつも同じコンビニで買い物したり、肉ばっかり食ってたり、犬が好きだったり、毒づくわりには意外と小心者だったり、で、たまーに人肌が恋しくなったりと、なんだか自分を見てるような感覚に陥り、このドラマはアタシにとって“どストライク”だったんですヨ。

 

 

前作『結婚できない男』

 

 


阿部寛演じる主人公・桑野信介が自由気ままに誰にも邪魔されることなく満喫しているその独身生活がなんだか羨ましく見えてくるこのドラマ。協調性が乏しく、悪気は無いんだけど無神経な一言で相手を怒らせてしまい、少々ひねくれた性格が災いしてトラブルメーカー扱いされている桑野。実際、こんな人がいたら付き合いづらいだろうなあと思いつつ、振り回されているはずの周囲の人がなぜか桑野のことを気になりだす。このキャラクター同士の“距離感”が非常に心地よくて、ベタに泣かせに走らせようとしない、ありがちなイイエピソードだけを並べたような展開にはせず、それでいて後味がイイまま話が進んでいくストーリーテリングが絶妙なんデス。観終わった頃にはなんだか「ほんわかないい気持ち」になっている。全12話すべてが「いい気持ち」のまま終わらせてくれる。だからファンにこれだけ愛されるドラマになったんだなあと。最近のドラマではあまり感じられなくなった「本当にいいドラマを観たなあ」感が13年経った今でもしっかりと感じられる。ウインク

 




サブキャラの俳優陣が全員魅力なのもポイント。相手役の早坂夏美(夏川結衣)との夫婦漫才的な掛け合いは毎回微笑ましかったし、桑野の良きビジネスパートナーである沢崎(高島礼子)や、桑野が住むマンションの隣人OL・みちる(国仲涼子)のくっつきそうでくっつかない微妙な関係もストーリーを盛り上げていました。また、安月給でメンドくさいことばかり押し付けられていた桑野の部下・英治(塚本高史)は、桑野に文句ばかり言いながら実は慕っている関係性も良かったし、バーでいつも違う女性を連れ込んでいたライバル建築士・金田(高知東生)も実は“結婚できない男”であることが分かり、桑野が妙な親近感を抱く展開にもニンマリさせられたし。偏屈男の話と恋愛エピソードをどう絡ませていくか、少しずつ変化していく彼らの恋心のさじ加減を絶妙にくみ取った演出バランスもお
見事。ウインク






とまあ、このドラマの好きな部分を挙げたらキリがないんだけど、観た人全員がハマった『結婚できない男』の続編となると、そのハードルが高い分、「続編なんかやって本当に大丈夫?」という不安もよぎるわけです。なんたって13年ぶりなのだから。そういう名作ドラマの続編は失敗することがほとんどで、「だからやめときゃよかったのに」ということにもなりかねない。


続編『まだ結婚できない男』は、前作の最終回で桑野が夏美に告白し、ついにこのままゴールインかと思われていた2人はやっぱり破局してしまったようで、それから13年経って53歳になってもいまだ独身生活を満喫している桑野信介のその後を描く(ちなみに阿部寛本人は1作目放送の翌年に15歳年下のOLと結婚)。で、桑野の相手役となるヒロインは総取っ替えされることに。
びっくり






その新たな3人のヒロインは・・・・・


弁護士・吉山まどか(吉田羊)
桑野に振り回され、いつもぶつかり合いながらも関係を深めていく



謎の女性・戸波早紀(深川麻衣)
桑野の隣の部屋に引っ越してくる女性



カフェの店長・岡野有希江(稲森いずみ)
桑野がよく通うカフェ?の店長


この3人が53歳独身偏屈男・桑野信介の相手役を務める。さらに桑野の姪で、美しく成長した中川ゆみ役に平祐奈。はたして今度こそ「結婚できた男」としてゴールインを決めるのか、それともまだまだ独身を貫き通すのか。


しかし新キャスト発表と同時に、前作の夏川結衣、高島礼子、国仲涼子の不在にドラマファンから残念がる声が続出。とくにすれ違いながらも息ぴったりな“夫婦漫才”を披露していた夏川結衣が続投しないことにネット上では「失望」の反応が相次ぎました。




「なんで!? 夏川結衣がいてこその『結婚できない男』でしょ!」

「何故早坂さんと破局になった物語を作る? 前作の最後のシーン見て、続きが見たい人は多いはず! あの2人の続きを皆が期待してるのでは?」

「夏川さんもどこかで出演してほしい。絶対に!」

「えー!早坂先生とは破局してたのかー(泣) あの2人のやりとりや距離感が好きだったから幸せになっていて欲しかったな…」

「2人が破局してたのが最大のショック」

「早坂先生と破局してたなんて、ワクワク感が減ったし観る気が半減するよ。このドラマ、主人公のキャラがウけてただけではなく、早坂先生の返しが良かったのであって・・・・。早坂先生を削除してしまうとは制作側は解かっていない」

「夏川結衣が出ないのなら、続編であって続編でない感じがするなぁ」

「吉田羊さんは好きだけどこのドラマにはキツ過ぎませんか? 夏川結衣もキツイ印象あるでしょうが、なんか少し抜けているような所がドラマの阿部さんとマッチしてたと思ってました。予想を覆して面白いドラマにしてくれる事を望みます」

「結局、最終的にはヒロイン全員から好意を持たれるモテ男だったよな」

「『ストロベリーナイト』『ショムニ』続編のような失敗だけは許さない」

「前作がハッピーエンドで終わってたから、観たいような、観たくないような」

「今は世の中が以前よりお一人様に優しい時代になってるから、余程のことでないと結婚まで行かないかもね。それを含めて偏屈男のコミカルさを楽しく見させて貰いたいです」

「『結婚=幸せ』という安直な図に乗らないのがこのドラマの魅力」

「桑野 「あなたのことが好きみたい」
 夏美 「(嬉し涙)」
 桑野 「だから結婚はできない」
 夏美 「え? ちょっと待ってください・・・・」
 桑野 「あなたと住む家がイメージできない」
 夏美 「・・・・家なんてどーでもいいっ!」
 2人のこの掛け合いはドラマ史上最高だと思う」

「また見られるのは嬉しいけど、結婚してないのだと前回のドラマを見て得たドキドキは何だったんだ…という気持ちなって複雑」

「吉田洋さんの(弁護士)よりも夏川結衣さんの(早坂先生)の方が包容力があると思うので、早坂先生と結婚出来ないなら吉田洋弁護士との結婚なんてもっとないと思う」

「このドラマは大好きだったので続編は微妙な気分。悪い予感を裏切ってくれるといいけど」

 

「高島礼子も仕事のパートナーとして引き続き出演してほしかった」


やっぱり皆さん、夏川結衣の続投希望の声が圧倒的ですね。確かに夏美の大人な包容力とたまーに見せる子供じみた部分、そしてちょっとヌケてるキャラクター性が桑野との相性の良さを引き出していたところが前作の大きな魅力でした。新たな相手役の吉田羊は性格がキツめの女性を演じてきたことが多かったこともあり、偏屈男の桑野とは絶対に相容れない最悪な関係になりそう。
えー そこをどうストーリーに落とし込むのか、期待でもあり不安でもあり・・・・。どちらかというと稲森いずみのほうがまだピンとくるかなあ。「なるほど、吉田羊を起用して正解だった!」というドラマになっていることは望むまでもありません。前作でいうと国仲涼子が演じたみちるのポジションである深川麻衣は、掘り出し物の秀作ドラマ『日本ボロ宿紀行』で、忘れ去られた一発屋歌手のオッサン(高橋和也)相手にひるむことなくファニーな掛け合いで魅せてくれた有望株なので、実は3人の中では一番の“安心材料”と言えるかもしれません。ウインク




また、桑野がいつもHP更新をチェックしていたライバル建築士・金田の復帰を望む声も。

「金田を無かったことにしないで欲しい。あんなヤサ男なかなかいない」

「金田もまた“結婚できない男”だと分かり、友情が芽生える展開が秀逸だった」

「金田の更新は・・・・・ないやろうな」

 

「金田、まだまだ更新してほしい!」

 

「高知さんの出演は無理だとしても、金田が先に独身男を卒業して桑野が触発されるという展開もアリかも」

アタシも金田はまた出てきてほしい好きなキャラなんだけど、演じていた高知東生は2016年に不祥事を起こし、現在執行猶予中の身なので再演はやっぱり難しいでしょう。現在CSなどで放送されているものは「金田シーン全カット」バージョンに編集されていて、金田は「最初からいなかったこと」にされてます(カットされてもストーリー上の影響はほとんどないんだけど)。

 




前作からの続投キャストは、現在は桑野の設計事務所の共同経営者となっている建築士・村上英治役の塚本高史、桑野の母役の草笛光子、桑野の妹・中川圭子役の三浦理恵子、圭子の夫・良雄役の尾美としのり、そして桑野といつもケンカばかりしてる大工・棟梁役の不破万作も再登場! 








そしてこのドラマのもう1人の主役といってもいいパグ犬も! 前作ではみちるが飼っていたパグ犬のKENちゃんが俳優陣顔負けの名演でファンを魅了。今回も同種のパグ犬が登場し、犬嫌いから犬好き人間に変わっていった桑野とどう絡むのか、コレも楽しみっ!
チュー あと主題歌はEvery Little Thingの『スイミー』をそのまま使ってほしいっ!




脚本は前作と同じく尾崎将也が担当し、演出を三宅喜重、小松隆志、植田尚が手がける。『まだ結婚できない男』は10月より毎週火曜放送スタート!