シルヴェスター・スタローン、ついにロッキーとお別れ!?/『クリード 炎の宿敵』本編クリップ
監督が交代しても前作以上のオープニング興収を記録し、批評家からも高評価が相次いでいる『クリード 炎の宿敵』が全米で公開中だが、40年以上に渡ってロッキーを演じてきたシルヴェスター・スタローンがInstagramに投稿した動画でついに愛するキャラクターとの別れを示唆している。
動画では「俺にとってはこれが最後になるだろう。2006年でロッキーは終わるはずだった。それで満足していたんだ」と話し、そばにいるクリード役のマイケル・B・ジョーダンを指して「そしたらこの若者が突然現れて物語が変わったんだ。新たな世代へ物語は引き継がれ、新たな困難と冒険が始まったんだ」と語っている。さらに「40年以上、ロッキーファミリーを受け入れてくれた世界中の皆さんに感謝したい。この意義のあるキャラクターを演じてこられたのは私にとって最高の栄誉だった。しかし全てのものは過ぎ去っていき、終わりを迎える。何よりも素晴らしいことはロッキーは死なずに、皆さんの心の中で生き続けることだ」とメッセージを添えている。
1976年、無名だったスタローンの大出世作であり、アメリカンドリームを体現させた『ロッキー』。それから42年間、スタローン自身の人生を投影するかのようにロッキーを演じ続けてきた。1990年の『ロッキー5/最後のドラマ』で完結するはずだったが、作品の出来に納得できなかったスタローンがその16年後、自らメガホンを取って、ロッキー・ストーリーに幕を下ろした。しかしさらに9年後、後日譚スピンオフ『クリード チャンプを継ぐ男』でまさかの復活。親友アポロの忘れ形見の登場により、消えかけていたロッキーの闘志に再び火が点いた。そして『クリード 炎の宿敵』ではアポロを殺めた宿敵ドラゴと真の意味での“決着”をつける。『クリード』第3弾の製作はまだ決まっていないが、ついに今作で本当にロッキーを見納めることになるかもしれない。
とはいえ、72歳のスタローン、アクション・スターとして引退する気はまだまだないようで、こちらも人気シリーズ『ランボー』の最終作となる『Rambo 5:Last Blood』を撮影中。その後は『エクスペンダブルズ4』に取りかかる。
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