『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』、半世紀ぶりとなる正当な続編がついに始動か!? | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』、半世紀ぶりとなる正当な続編がついに始動か!?

 



ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の先駆的作品でカルト・クラシックとなった『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68)の正当な続編製作が動き出した。同作のゲームアプリなどを手掛けているLiving Dead Mediaが企画しているという。びっくり

 

70年代にオリジナル版の脚本家ジョン・A・ルッソとプロデューサーが続編『Night of the Living Dead Part Ⅱ』の脚本を完成させていたが、それから40年以上、その脚本が日の目を見ることはなかった。オリジナル版のスタッフを招集して2019年公開を目指すとのこと。

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』にはさまざまな“姉妹作品”がある。一番有名なのが、本作と物語的な繋がりはないが同じ世界観を踏襲した『ゾンビ』(79)、『死霊のえじき』(85)を含む“ロメロ・ゾンビ3部作”だ。番外編的な続編も2作品あり、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が実話だったという設定を取り入れた『バタリアン』(85)や、トム・サヴィーニ主演の『チルドレン・オブ・ザ・デッド』(01)がそれに当たる。『バタリアン』はパロディホラーの枠を超えた傑作として今でもファンから熱狂的に支持されているが、ジョン・A・ルッソが製作総指揮を務めた『チルドレン~』は酷評されまくりの失敗作として終わっている。しかし今回企画されている新作はオリジナル版の後日談として描かれる。
チュー

 

 

90年にはロメロも参加した『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』がリメイクされ、こちらはホラーファンの評価は高い。さらに06年には3Dリメイク『超立体映画ゾンビ3D』も公開。もうひとつ加えておくと、ジョン・A・ルッソが15分の新撮シーンを加えた別バージョン『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 最終版』を99年にソフトリリースしているが、ロメロは一切関わっていないこの最終版は「オリジナル版を台無しにした最悪バージョン」とこっぴどく叩かれ、今では「なかったこと」にされている。キョロキョロ

 

 

リブート続編『ハロウィン』が全米で成功を収めたように、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド PartⅡ』も大ヒットを狙って“墓場から甦る”ことができるのか、続報に期待。