米国興収1位はアジア人ラブコメ『クレイジー・リッチ!』、日本興収1位は『銀魂2』 | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

米国興収1位はアジア人ラブコメ『クレイジー・リッチ!』、日本興収1位は『銀魂2』

 


先週末の米国興収は、メインキャストがすべてアジア人というラブ・コメディ『クレイジー・リッチ!』が2651万ドルで首位デビューを飾った。監督は『G.I.ジョー バック2リベンジ』『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』のジョン・M・チュウ。ロッテントマトでは93%の絶賛となっており、チュウ監督作品では過去最高の評価となった。2位は『MEG ザ・モンスター』で、累計米国興収は8594万ドルで来週には1億ドルの大台を突破する見込みだ。

3位はマーク・ウォールバーグ&ピーター・バーグ監督の4度目のコンビ作となるアクション『マイル 22』が1371万ドルというパッとしない成績。『ローン・サバイバー』以降、ロッテントマトでは70~80%台の高評価をキープしてきたピーター・バーグ監督だが今回は20%の酷評で、これはトンデモ系SFとして話題になった『バトルシップ』の34%すら下回る自身の監督作ではワーストを更新した。スタジオはシリーズ化も視野に入れていたが、この散々な結果では続編は厳しそう。日本公開は2019年1月予定。

 



『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』は累計米国興収は1億8200万ドル、世界興収は5億925万ドルに到達し、シリーズ記録更新を狙っている。アメリカの都市伝説を題材にしたホラー『スレンダーマン』のオープニング興収は1137万ドルの不発スタートで、ロッテントマトではわずか10%(観客評価25%)の大不評っぷり。『インクレディブル・ファミリー』の米国興収はついに6億ドル突破が見えてきた。アニメ作品の歴代米国興収ではダントツの1位だが、世界興収では1位の『アナと雪の女王』の12億7648万ドルを追い抜くのは難しいようだ。

 








お盆が明けた日本では3週連続首位だった『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』のV4を阻止したのが『銀魂2 掟は破るためにこそある』。昨年の邦画実写作品興行第1位だった前作(38.4億円)とほぼ同等のスタートを切った。3日間だけで動員60万人、興収8億円を稼いでいる。『劇場版コード・ブルー』は作品評価はファンの間でも賛否分かれているが、もうすぐ70億円を突破。このペースでいけば100億円超えもありえそう。『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』の累計興収は34億円を突破。圧倒的高評価でリピーターも多く、当面の目標は60億円。7位にランクダウンの『ジュラシック・ワールド/炎の王国』はついに73億円を超えているが、前作の95億円超えは難しい。原作クレジット問題でちょっとした騒動になっている『カメラを止めるな!』は8位にランクイン。製作費300万円の映画はついに8億円を超える大ヒットとなっている。