『スター・ウォーズ アンソロジー ハン・ソロ』の新たな監督はロン・ハワードに決定! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『スター・ウォーズ アンソロジー ハン・ソロ』の新たな監督はロン・ハワードに決定!

 

 

 


『スター・ウォーズ アンソロジー』第2弾の『ハン・ソロ』の監督、フィル・ロード&クリストファー・ミラーがルーカスフィルムに更迭され、世界中の『スター・ウォーズ』ファンが心配するなか、スタジオは早くも新たな監督を起用した。降板ニュースが駆け巡った直後にオファーされている有力監督として名前が挙がっていたロン・ハワードが『スター・ウォーズ』映画に初めて挑むことになった。爆  笑

『アポロ13』『ビューティフル・マインド』『ラッシュ/プライドと友情』、ラングドン教授3部作など人間ドラマやサスペンスを得意としてきたロン・ハワード監督。『SW』とは全く縁がなかったわけではなく、過去にジョージ・ルーカスが率いていた時代のルーカスフィルムと仕事をしており、ご存知、俳優時代にはルーカスの出世作『アメリカン・グラフィティ』に出演しているし(そういえばハン・ソロ=ハリソン・フォードとの共演作でもある。これはなにかの運命か?)、ルーカス原案・製作総指揮のファンタジー大作『ウィロー』では監督を任されている。その『ウィロー』や『アポロ13』『バックドラフト』で見せたダイナミックなアクション演出には定評があるし、還暦を迎えても『ラッシュ/プライドと友情』や『白鯨との闘い』で見せたパワフルな演出は健在だ(作品評価は別にしててへぺろ)。

実は、ロン・ハワードが『スター・ウォーズ』映画の監督をオファーをされたのはこれが初めてではない。1999年の『エピソード1 ファントム・メナス』の時もオファーを受けたことを本人が明かしているが、「これはジョージ、君がやるべきだよ」と断っていた(監督を断った本当の理由は「とてつもなく大変な仕事になりそうだったから」という噂もあるが)。

『スター・ウォーズ』の公式サイトでプロデューサー、キャスリーン・ケネディのコメントが掲載されており、撮影は7月10日より再開するとのこと。4分の3以上の本編を撮影済みと伝えられている本作、ロン・ハワードがイチからすべて撮り直すのはスケジュール的に不可能なので、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督の撮影分と合わせて、これから数週間かけて再撮影&追加撮影分を撮り終えて、編集で“修正”するしかない。しかしその場合、監督クレジットはどう扱われるのかはまだ明らかになっていない。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ ストーリー』ではギャレス・エドワーズ監督が撮り上げたラッシュを観たルーカスフィルムが難色を示し、急遽大幅な撮り直しを脚本家のトニー・ギルロイに託した。実質、『ローグ・ワン』は2人の監督が撮ったといっても過言ではないが、監督クレジットは全米監督協会のルール上、エドワーズのみとなっている。結局、『スター・ウォーズ』アンソロジーは2本続けて「まず期待の若手監督に撮らせ → プロデューサーやスタジオ側が難色を示し → ベテラン監督にテコ入れさせる」の2段階手法を取り入れたことになる。このやり方には賛否あるものの、世界中のファンからすれば「『スター・ウォーズ』映画でつまんないものが出来てしまう方が大問題、『EP1』の悪夢はもう勘弁してほしい」という本音があるだろうし、もし『スター・ウォーズ』映画で失敗してしまったら『SW』のブランド力は落ちてしまい、次回作の興行に影響する可能性も大なのでディズニー/ルーカスフィルムは製作に慎重にならざるを得ない。
えー

そもそもコメディ畑のフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督に任せたスタジオの判断を疑問視する人も多かったようで、ここはルーカスのファンタジー映画を手掛けたことがあるベテランのロン・ハワードに仕切り直してもらったほうがまだ無難なのかもしれない。とはいえ、最近のロン・ハワード作品にも波があるので“100%安心安全”監督とは言えないけど、ま、一応、オスカー監督だしね。てへぺろ