3年B組金八先生 第2シリーズ 第19話 「入試前夜」
第19回 「入試前夜」
1981年2月13日放映 視聴率/25.9%
優と悟の“ひとつ屋根の下で”
高校入試の前日。
金八は生徒たちに入試への最後のアドバイスをする。
第1シリーズに17話と同じように、
今回も「新しい鉛筆を2本持っていきなさい」が出ました。
「風邪をひいている以外の者はお風呂に入りなさい」
「朝ごはんは必ず食べなさい。ニッコリ笑って食べなさい」
「絶対に車を使って受験校に行くな」
「受験校に着いたら、掲示板を確認して表に出なさい。
雨が降ってなかったら高校の周りの散歩でもしろ」
「明日は絶対に参考書などを持っていくな。それは悪あがきだ」
「明日の朝起きたら布団の中でこうつぶやきなさい。
『私はやるだけのことはやった。あとは合格するだけだ』と」
そして最後に「彼も人なり 我も人なり!」と、金八は檄を飛ばす。
金八の入試アドバイスは、放映当時、全国の中高生から大きな励みになったと、
TBSや武田鉄矢本人に多くの手紙が届いたとか。
で、話のメインはここから。
その夜、松浦悟(沖田浩之)の継母が産気づいてしまう。
父親は出張中で苦しむ継母の前でオロオロする悟。
だが加藤優(直江喜一)の機転もあり、彼女は無事に病院に運ばれる。
病院でも怒鳴り合う優と悟に、
金八は「母親っていうのは子供を産むときは命懸けなんだよ!」と諭す。
そして金八の提案で、優は悟の家に宿泊することに。
ひとつ屋根の下での2人のシーンはいつもいがみ
合っていた優と悟にかすかな“友情”が芽生えた名場面です。
いきなり子守唄を歌いだす優には驚いちゃったけど(笑)。
●ストーリー・・・・・・・・★★★☆
●泣かせる!・・・・・・・・★★
●心打たれる!・・・・・・★★★☆
●テーマが深い!・・・・★★★☆
●総合・・・・・・・・・・・・・・★★★☆
(★5つが最高)
●金八の愛の格言
「頑張れよ、今だ。今こそ持てる力のすべてを吐き出す時なんだ。
自分に負けるな。受験とは自分との戦いなんだ。自分に突き進め!
自分の目標によじ登っていけ!」