先週、退院後3か月の検査で手術の効果を確認。

心房細動、心房頻拍の除去は確認できて、最後にそれらのトリガーになる期外収縮(この不整脈は健常者でもあるようで、小生はその頻度が多いのが問題)もだいぶ減った(でも普通より多いことには変わりなく、引き続き経過観察は必要といったところ)ので、少しならということでお酒もダメとは言わないということになりました。

 

3か月の禁酒のあとなので、タガが外れそうなところを我慢して、少しいいお酒を少量からということで、エノテカさんの試飲バーへ。

ちょうどモンテスさんのプレミアムワイン3銘柄がとてもお得なお値段(1本1万円超えのワインが100㏄で1,320円(定価を切っているので、店員さんに確認したほどです)で出ていました。

いずれも昨年行ったMONTES NIGHTで飲んだことがあるのですが、飲み過ぎだったこともあって良さがわかり切らなかったのでまたとないチャンス。

お酒解禁からの試運転ということで、1日1杯で2日に分けてこちらの2銘柄を試しました。

 


MONTES ALRHA M 2020

(モンテス・アルファ・エム 2020年)
産地 チリ

葡萄 カベルネ・ソーヴィニヨン80%、カベルネ・フラン10%、メルロ5%、プティ・ヴェルド5%

究極のチリカベ。まず特筆すべきはグラスを近づけたときに来る香りがすごいこと。
最初の一口はパワフルさを感じますが、渋みが上品でエレガント。濃縮されたプラムの果実が口の中に広がったあとに、風味が鼻に抜けていってそのまま余韻に続いていく。

1本1万円超えのチリワインでセパージュもボルドー左岸を意識したような感じ。

同じ価格帯であればボルドーなら5級の格付シャトーやそれ以上の格付シャトーでもセカンド、サードの優秀なワインが選べるなかでこちらのワインはそれら(あまり飲んだことはないですが(笑))に引けを取らないレベルだと思います。

 

 

MONTES PURPLE ANGEL 2020

(モンテス・パープル・エンジェル 2020年)

産地 チリ

葡萄 カルメネール92%、プティ・ヴェルド8%

 

開けてから少し経っていたためか香りはALPHA M ほどではないものの、やわらかな果実味。同じ価格帯のMONTES ALRHA Mと明らかにキャラクターが違うのがわかります。このクラスは鼻の奥に残る余韻が長くて気持ちいい。

カルメネールはメルローに近くてボルドーなら右岸のワインが好きな方はMONTES ALRHA Mよりもこちらの方が良いかも知れません。

 

どうしても安いわりに美味しいのも求める人が多いチリワインで1万円超えというのはなかなか縁がないと思いますが、期待を裏切らない美味しさで、この値段で試飲で出ることはなかなかないと思いますので、この機会にお試しいただくのも良いと思います。