11月5日の日曜日は久しぶりの完全オフ。

テニス日和で後ろ髪を引かれる思いを断ち切って、東京国立博物館で開催されている「やまと絵」展に行ってきました。

 
4期にわかれていて、一部の期間しか展示されないものも多く、お目当てのこちらの2作品が見たくて無理を押して行ってきました。
 
誰もが知っている日本で一番有名な肖像画。

歴史の教科書では小さいですが、実物は等身大に近い迫力のあるもので、立体感の少ない中世の日本絵画でこれだけ人物の人柄がにじみ出てくるのかと感動しました。

この肖像画は実物は生きている間でもう二度と見れないかも知れません。

 
源氏物語絵巻は、名古屋の徳川博物館所蔵の「柏木」が展示されていて、それも良かったのですが、こちらの「紫式部絵日記」は藤原道長が天皇に嫁がせた娘に皇子が生まれたときの様子を描いたもので、平安時代の貴族の外戚政治の様子がよくわかります。
 
これらの他、素晴らしい絵巻ものや書簡がたくさんあり、膨大な展示数で見きれないほどでしたが、特に平安時代の貴族が書簡や絵を描く「紙」に非常に重視していたというか、伝えたいことを伝える要素としてとらえていたことがとても印象的でした。
 
今日は仕事をナントか試飲バーに寄れる時間で切り上げ、ちょっといいワインで軽く晩酌を。
 
まずは、スペインの名門トーレスのこちらのスパークリングから。
CUV. ESPLENDOR VARDON KENNET 2015
(エスプレンドール・ヴァルドン・ケネット2015)
産地 スペイン
葡萄 ピノ・ノワール、シャルドネ、チャレッロ
レモンのような爽やかな果実味が印象的。かといって柑橘系にありがちな酸っぱさや苦みはなくて深みはある。微かな甘みもあってこれは美味しい。
 
お目当てはこちら。シャトー・マルゴーのサードワイン。
MARGAUX DU CHATEAU MARGAUX 2017
(マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー 2017年)
産地 フランス/ボルドー/マルゴー地区
葡萄 カベルネ・ソーヴィニヨン62%、メルロー34%、プティ・ヴェルド4%

サードとは言え、格付1級のシャトーだけあって、官能的な香りがとても良い予感を与えてくれます。

口に含むと意外に少し軽めで酸味も感じます、苦み、渋みはなくてスムースな印象。
心地良い余韻、完成度は高いですが格付1級シャトーの迫力はやや弱い。少し期待しすぎてハードルを上げてしまったからかも知れませんね。