私は 東京大学を出てたけどお金にならない 政治活動をしてる人を知ってます。東京大学を出れば必然的にお金持ちになる選択肢は増えるわけです。だって一流企業に入れる 選択肢が一番増えるわけですから。私が知ってる 東大卒の政治活動家は2 DK の 公団のアパートに家族4人で暮らしてるということでした。本人曰く「マッチ箱のように小さな家だ」と。私はそんなこと 絶対できないなって思いながら聞いてたものです。それから 芸能界で大成功してるのにあえて 社会的な思想を表明する人もいます。でも芸能界っていうのはいろんなスポンサーの上で成り立ってるので 政治的な発言 っていうのは好まれません。だけどあえて発言する。私はずっとこの人たちは精神が立派な人たちなんだろうなあと 考えてました。最近 坂本龍一さんの本を読みかえしました。「僕はあと何回 満月を見ることができるだろう」これは余命宣告をされて書き綴った本です。坂本龍一さんといえば アジア人で初めて アカデミー音楽賞を受賞された世界の坂本です。そんな方が憲法9条を守れとか原発反対 辺野古基地建設反対、最後は 小池 東京都知事宛に 神宮外苑の森を守るために再開発はしないでほしいとの手紙を書き続けてその後亡くなりました。私から言わせれば これだけ世界でも成功して富を手にして黙ってれば誰からも 批判されずに 尊敬 だけされてた方なのにあえて 自分の 政治信条を表明されていた。私はこれまた、すごいなーって考えてましたがそうじゃないんですね。その先の平和な社会を願い 構築するために楽しんでやってるわけですね。その人なりの平和で豊かな地球、未来社会 がはっきり展望できるからそういったことをやってることも楽しいわけです。楽しいことをずっと全力で追い続けれるかどうか。そんな終わりのない楽しみを、いつまでも体感したいものです。私の心境もあの頃と比べたらだいぶ変わりました。変わり続けることでやらないといけないことはしがらみからの解放です。特に人間関係をスパッと切るとか割とそういうこともできるようになりました。まあ、あなたからはどう思われてもいいみたいな。しがらみを捨てると景色が変わったりします。見える世界が変われば、自分の考え方も、次に踏み出す方向も、自然に変わっていきます。そうやって死ぬまで楽しんでいこうと思ってます。
