丸坊主
昨日、ちょっと時間があったので、髪を切りに行った。
座って、髪を切ってもらってると、後から別のお客さんが入ってきた。
声から察するに、40代の男性。
自分の座ってる位置からは、死角の位置に座って、別の美容師さんがついた。
「伸びた分、1センチくらい、均等に切って」と、声が聞こえた。
オッサンのくせに、たった1センチ、毛先を切るのか、と、ちょっと思った。
しばらくして、その男性が、「おい、ちょっと待ってよ! 1センチに切ってくれって言ったんじゃなくて、1センチだけ切ってくれっていったんだよ!」
美容師さんが、1センチ切ってくれって言われて、1センチの丸刈りにしちゃったらしい。
「どうしてくれるんだよ! これからスーツ着て、お客さんのところに行くんだよ!」
男性は、営業マンらしい。
こちらからは、姿が見えないんだけど、すごく気になる! どんな風になってるのか、見たい!
我慢できなくて、途中、ロッカーに行くフリをして、男性の姿を見てみた。
見事な、きれいな坊主頭になってた。
Tシャツと短パン姿で、ガタイがいいので、営業マンには見えない。ガテン系の仕事をしてる人みたいなので、美容師さんも坊主頭にするってのに不思議に思わなかったんだろうな。
男性は、当然だけど、「金、払わないよ!」って言って、激怒して去って行った。
「坊主頭、似合ってますよ。けっこう、かっこいいと思いますよ」って、言ってあげたかったんだけど、余計なお世話か。
営業マン
ハイブリッド・ジャンバーズが初めて舞台に立つのが、明後日にせまって来た。
ライブハウスで芝居をやるって、初めての経験なので、すごく楽しみ。
ここのところ、作家の仕事とか演出の仕事よりも、営業マンとしての仕事が忙しい。
今日も、某出版社に行って来たよ。
営業の成果があって、今日、ある演劇雑誌から写真も載せてくれるとのメールをいただいた。
すごくうれしい。
実は、10年くらい前に、ちょっとだけ営業の仕事をやったことがあるんだけど、あの時はほんとつらかったな。
営業マンって、自分が売り込む商品に自信が持てて、愛情を感じてなかったら、全然楽しくないと思う。
こないだも登場した新井英樹の漫画に「宮本から君へ」ってのがあって、文房具メーカーの営業マンの成長物語なんだけど、これも、俺、全然乗れなかったんだよな。基本的に、サラリーマンって職業に感情移入しにくい。
なぜなら、自分がなれなかった職業だから。
営業の仕事をしてた時は、一ヶ月でイヤになって、無断欠勤のすえ、退職した。
昔、シナリオ学校に行ってたときに、合評があって、クラスの一人がサラリーマンを主人公にしたシナリオを書いてきてたんだけど、
それに対して俺、「サラリーマンが主人公の話っていうだけで好きになれない」って言っちゃって、講師の先生の不興を買った事があったな。
