わたしが 霧島れいかなら、、、。 | 夏美 きのう きょう・明日。

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50代 主婦の日常を呟きます。




楽しみなはずの美容院。

なのに 美容院の帰り道、

予約の電話をいれるとき、

 迷うようになってきた。

☆☆☆☆☆
憧れの美容院だった。

カットが抜群にうまい。

わたしが今まで出会ったなかで 1番だと思う。

彼に出会うまでは 美容院を次々に変えていた。

ようやく彼にたどり着いたとき

息子への仕送りが始まったタイミングだった。

カットはうまい。
でも 高い。

後ろ髪をひかれながら
安い美容院へ 移った。

息子が卒業したら またあの美容院へ通えるようになりたい。

ささやかな健気な夢は叶った。


が しかし

カットの腕はますます磨かれていたのに

弱点があらわになった。

あの当時それをカバーしていたスタッフのおかげで気付かなかった。


カラーで顔を汚される。

そのあと そのまま。

拭いても 雑。
☆☆☆☆☆☆

わたしが 霧島れいかなら
 膝まづいて 丁寧にガーゼで拭き取ってくれるのだろうか。

いやいや そもそも 霧島れいかなら
顔を 一滴も 汚すようなことはしないだろう。

☆☆☆☆☆
土曜日。
5週間ぶりの美容院。


今までになく 念入りにお化粧をして クローゼットのなかから
一番を選び 久しぶりにヒールを履いた。

仕上げに 天井にむけて放ったDiorの霧の下をくぐった。

きょう決めようと思った。

きょうまた汚されたら いくらカットが上手でも二度と行かない。

☆☆☆☆☆

汚されなかった。

おまけにブローはいつもより丁寧だった。

前の日に ポイントカードを全捨てしてスッキリしたお財布から

満足しながら お金を支払うことができて嬉しい。

来月もまた来たいと思えました。


2023  予約しました爆笑


きょうもありがとう。


夏美。