『音』でわからせようとする癖 | 夏美 きのう きょう・明日。

夏美 きのう きょう・明日。

50代 主婦の日常を呟きます。


7月の3連休。
3日目の午後。

ドアを思い切り閉めた。
2階にいる夫に聞こえるように。

わたしは不機嫌なんだ。
わかれよ。

わたしの長いこと染み付いてしまった癖。

息子のあの言葉で 治ったかに思えた癖が 
久しぶりに 出てしまった。

音を出した瞬間、

「しまったショボーン」と思った。

耳にした夫の気持ちを想像できるようになった。


☆☆☆☆☆
息子が 高校生のとき。

たしか 長いお休みの後半にさしかかった頃。

食事を作り 片付け 洗い、
また 作り 片付け 洗い

また作り、片付け 洗う。

頭から 湯気が出始める。

癖が あたまをもたげていく。

ドアを音を出して閉める。

食器をガチャガチャ音を出して洗う。

憎々しく潰したアルミ缶を 叩きつけながら袋に入れる。(怖 怖)

男たちに対する不満。

何か手伝ってよ!!!

そして 矛先は自分に。

手伝って!!!って

言葉にして 助けてもらえばいいじゃん。

アルミ缶を叩きつけて戻ってきたわたしに 高校生の息子が言った。

「そんなふうにして 

自分が 家の雰囲気を悪くしてるのわからないの?

疲れてるなら やすんでよ。

なんにもしてくれなくていいから。」


鼻の奥がツンっとして

喉が絞められているように苦しくなって 

目に涙が覆い始めたとき



「泣くな!!!」

と言われた。

大ブスな顔で崩れそうになった時


『長野の黒木瞳が 台無しだ。』



わたしは泣きながら 笑った。


あの時から

『音』でわからせようとするやり方は 周りを不快にさせるだけで

なんの解決にもならないことを思い知ったはずだったのに。

久しぶりの自分の出した『音』に
反省をしました。

☆☆☆☆☆

その息子が わたしの悪癖の(影響?)(おかげ?)で 意外な成長を遂げます。


続きはまた。





きょうもありがとう。



夏美。