3月1日(日)
この日は丹波篠山ABCマラソンに行ってるはずでしたが、中止になったので孫のMくんと大文字山に行きました。

今度大文字山に行く時は、北側にあるフライパン山を探しに行くつもりをしていました。

いいお天気だからブラブラ登って行きました。
Mくんは元気よく、無駄に石に飛び乗ったり、飛び越えたり、ダッシュしては戻って来たり〜〜💦

子供は元気で当たり前かもしれないけど、ちょっとおかしいんじゃないかと思ったり〜😓

前日雨がよく降ったのであまり足元がよくありませんでした。


谷川の道を登って行くと、工事のため通行止めだった所が通れるようになっていました。
久しぶりなのでその道を登って行きました。

何の工事をしたのかと思ったら、斜面にブルドーザーでガーッと林道を作ってありました。
何のためにあんな道を作るのかな?
薄暗く神秘的だった森が、荒々しい土の塊りになってしまいました。

それを横目に登って行くと、工事でかき回された道は雨でドロドロ。
シューズの周りに泥がくっついて、みるみる大きな靴になっていきます。

雨上がりにこんな道を来るべきじゃなかったな。

やっと尾根筋に出て、昔から踏み固められた道に出ました。


山頂はそこそこ満員でした。
観光地はどこもガラガラかと思っていましたが、山は空気がきれいだからなのか。

ちょっと休憩して、お菓子を食べました。
Mくんは休憩など必要ないようです。

フライパン山を探検するつもりだったけど、足元がドロドロで滑りやすくなっているので、知らない道を行くのは怖いです。

Mくんは少々ハードな道でも大丈夫だけど、怪我をさせたらいけないので、安全そうな下山道を考えながら「大」の字の火床の方へ歩き出しました。

ヌルヌル滑る急な所で、前を歩いていたおじさん(おじさま?)が、ここは滑るからこういう時はこっちの道がいいですよ、と言って、横の木立の中の道を勧めてくれました。

そっちの道もちょっとドロドロだったけど、なだらかなので滑りません。
おじさんのうしろに着いて行きました。

しばらく行った所で、
おじさんは、南側に降りる道の所で、わたしはここから降りますので〜、
良かったら、ここ、降りますか?と言われました。

その南側に降りる道の下は、2018年秋の台風以来倒木でぐっちゃぐっちゃになっていた所です。
一回下りてみたいとは思っていましたが、ぐちゃぐちゃな上、急だったので、行く気になれなかった所です。

急なのは最初だけだから大丈夫だと言われるし、Mくんも行こ行こと言うので行く事にしました。

少し滑るけど、ドロドロではないので大丈夫でした。

Mくんはおじさんの後ろにピタッとついて、鹿や猪、猿の話を聞いたり、おじさんが行った色んな山の話を聞いたりしていました。
全く人見知りではないので、少しビックリしました。
誰に似たんでしょう?


急坂の途中、水場があるのを教えて貰いました。
ちゃんとパイプから水が出るようになっていて、こんこんと湧き出ています。
これが川の始まりだそうです。
まろやかなお水でした。
夏には重宝しそうです。

急坂を降りると、なだらかな優しい感じの道に出ました。
京都一周トレイルです。
四つ辻から下りて哲学の道の霊鑑寺に続く道です。


この道を通るのはホントに久しぶりです。
ステキな谷間なのに、あまり記憶にありません。

気持ちよく下りて行きました。
時々倒木の跡がありましたが、どうにか通れるように整備されていました。


楼門の滝に来ました。
おじさんは滝の横の急坂を降りながら、この辺りの事を解説してくれました。

この谷のことを鹿ヶ谷といって、鹿が多いのだそうです。
鹿と言うとMくんは喜びます。

鹿ヶ谷は昔から知っていますが、もっと下の白川通りの辺のことかと思っていました。

楼門の滝の上に俊寛僧都の石碑があるとも言われました。
俊寛??
そう言えば、前日ちょうどたまたま平家物語を読んだのですが、鹿ヶ谷の陰謀とか俊寛が鹿児島の小さな島に流されてしまったというお話でした。

この急坂に俊寛僧都の山荘が昔あったらしいという解説をされました。

昨日読んだ遠い昔のお話を目の前で見てるような気になりました。
なんか面白いです。


滝を過ぎて、気持ちよいトレイルが続き、やがて人家が現れて哲学の道に着きました。

ここでおじさんにお礼を言って別れました。


Mくんと人の少ない哲学の道を行きました。
川には魚がいるし、道端にはたくさんの猫がのんびりしてるし、Mくんは右に左に忙しいです。


南禅寺はビックリするくらい人がいませんでした。
大文字山山頂の方が賑わっていました。


早く厄介なヤツが消えてなくなればいいのにね。