11月12日(火)

前々から一度は行っておきたいと思っていた竹田城跡。
9月から11月の間でお天気のよい冷え込んだ日と、Yさんと都合の良い日をよって、やっと出かけて行きました。
 
車で行くのがいいのですが〜
始発のJR特急で行く事にしました。
 
当日前夜にYさんから、京都駅から自由席に並んで席を二つ確保するように指令がありました。
Yさんは二条駅から乗るのです。
 
え〜〜ッ!!
 
席を確保する前に、自由席特急券の買い方がわかりません。
私も二条駅まで行って一緒に切符を買って貰おうと思っていたのに。
JRは新快速が走っている所ばかり乗っていたし、特急って近鉄くらいしか乗った事ないし、たまに乗る新幹線は一緒に行く人が用意してくれていました。
 
行く前からすごいプレッシャー。
 
詳しくラインで教えて貰って、その通り窓口で切符を買ってやれやれ・・
 
京都駅30番ホームの自由席はもう長蛇の列です。
二つ席が確保出来なかったら、Yさんに叱られる〜 (そんな事はありませんが)
 
ドキドキしながら乗り込んで行きましたが、次々と席が埋まり、やっと最後尾で二つ確保でき、これでこの日の任務終了、ほ〜っと溜息をつきました。
 
二条駅でYさんが乗り込んで来た時、ドヤ顔で迎える事が出来ました。
 
そんなこんなで亀岡を横断してたら、亀岡はいつものように白い雲海の中。
いい調子!
 
2時間以上電車に乗って、竹田に着きました。
スッキリと雲海などなく、霧も煙もございません。
 
それでも予定通り雲海に浮かぶ竹田城跡を見るべく立雲峡に登って行きました。
歩いて登る人なんて全然いない雰囲気です。
 
冷え込むはずがやたら暑い!
 
汗水流して駐車場まで登ったのに、協力金として200円収めないといけません。(駐車は無料です。)
 
平日なのであまり人はいないです。
というか、雲海もないから立雲峡から見ても仕方ない?
せっかくだから一番上まで登って竹田城跡を眺めて来ました。
 
駐車場に戻って受付のおじさん達とおしゃべりしてたら、一人の方は神戸マラソンに出られるそうでマラソンの話で盛り上がり、次に行く竹田城跡の下まで車で乗せて行って貰う事が出来ました。
 
暑いアスファルトの道を歩いて行くのは情けない感じがして、ホントに助かりました。
 
竹田駅のそばには広場があり、その周りにお店が並んでいます。
お土産屋さんやレストラン、カフェがありますが、平日だからかレストランはお休みのようでした。
 
竹田城に登る前に腹ごしらえしようと、広場の真ん中で、持参したジェットボイルでお湯を沸かし、カップ麺とおにぎり、そしてコーヒーを飲みました。
他に誰もいなくて、のんびりしてしまいました。
 
が、肝心の竹田城跡にも行っておかないといけません。
 
一番近道の駅裏登山道を登って行きました。
木陰で立雲峡に登るより涼しいし、紅葉している木もあって、しんどいけど楽しい登りでした。
 
竹田城跡入口に着くと、また受付に係りのおじさん達がわいわいしています。
 
観覧券は1回500円ですが年間パスポートは1000円と書いてあり、思わず突っ込みましたよ。
 
桜の季節と雲海の季節に2度以上来れば元が取れます。
雲海は当たり外れがあるので何回も来ないと見れません。
そんなに何回も来るのなら車の運転の練習をしないと!
 
さて、やっと目的の竹田城跡に登って行きました。
 
桜の木が何本かあり、これが満開だとステキだろうなと思った時、気がつきました。
ここは「天と地と」の映画の桜のシーンじゃないの?!
と思わず言ったら、その辺にいた係りのおじさんが即反応してやって来て、映画の撮影の頃の話をして下さいました。
 
映画の内容はイマイチな記憶ですが、あの桜のシーンは素晴らしかったです。
 
ついでに、高倉健さんの最後の映画「あなたへ」もここで撮影されたそうで、健さんが休憩の時に座っていたベンチも教えて貰いましたが、初老のご夫婦がずっと居座っておられて座る事が出来ませんでした。
 
竹田の街
 
かなり広い竹田城跡を進んで行き、本丸跡でも同じように係りのおじさんがいて、いつの間にか解説が始まりました。
 
最後の城主、赤松広秀さんはここの民に慕われていて、家康に切腹させられた後も毎年お墓参りに行ったり、この城跡の整備をキチンと続けてきたので、この城跡は現在も崩れる事なく美しいまま残ることが出来ました、というお話で、ちょっと感動しました。
 
 
 

 
ただ石垣を見て回るだけじゃなくて、興味深いお話を聞けて楽しかったです。
 
のんびり見てまわり、別の道から駅まで下りて行きました。
 
下りはずっと階段!
 
駅の広場のカフェで何かスウィーツを食べて帰ろうと思っていましたが、
ふと次の電車の時間を見たら10分後です。
その次は1時間30分後!
駅まで走って電車に乗りました。
 

 
次は桜の頃に来てみたいです。
雲海に浮かぶ天空の城を見るには、前泊しないと無理です。
それとも、車で5時までには家を出ないと!
 
たくさん解説してくださった係りのおじさん達のお話もまた聞きたいものです。
YさんにもJR特急の乗り方を伝授して貰って、実り多き一日でした。