7月27日(土)
もう一週間経ってしまいましたが、
夏が来れば思い出す♪♪
遥かな尾瀬に行って来ました。

26日の夜から夜中車を走らせ、
(私は後部席で寝てただけですが💦)

戸倉の宿に車を置いて支度をして出発。
(この宿には29日に宿泊します。)

台風で心配していた雨も上がってきました。


明日登る予定の燧ヶ岳が水面に映ってきれいです。

この日は宿泊地の見晴(みはらし)まで行くだけです。


大きな荷物背負って行きます。
前を行く◯さんよりはるかに大きい。
テント泊は宿泊の十分の一の費用で行けますが、荷物は倍以上、荷造りと後片付けも大変です💦

尾瀬沼をぐるっと回って沼尻。


ニッコウキスゲが少し残って咲いていました。

燧ヶ岳には7年くらい前に来て登った事があります。
あの時は6月で、長英新道を行きましたが途中から雪が残っていて、アイゼンも持ってなくて、ミノブチ岳でガスで真っ白になり引き返したのでした。
今回はそのリベンジです。


沼尻で昼食。
オシャレなカフェみたいな所があります。

それから見晴に着きました。
私とM木さん、D井さん3人はテント泊。
あとの8人は宿に泊まります。


テントを張って宿に遊びに行き、ビールを飲みながら燧ヶ岳登山の相談をしました。

今まで聞いた情報では、
予定していた見晴新道はドロドロのぬかるみで進めないそうなんです。

となると、沼尻まで戻ってナデッ窪から登る事になります。こちらは岩や石がゴロゴロの急坂ですが登れない事はないそうで、遠回りですがナデッ窪から登る事になりました。

定番のカレー。

テン場に戻って夕食を食べ、昨夜はよく寝てないので早々に寝る事にしました。
私はM木さんのテントに居候しています。

テントに入ったら雨が降り出しました。
むしむしして暑いです。
周りの音もうるさく寝付けません。

そのうち首や手にさわさわと何かが触る感じがして来ました。
横でM木さんはすやすや眠っているようなので、大人しくじっとしていましたが、指で触っていたらゴマ粒より小さい虫のようでした。
小さい小さい虫が歩いているのでした。

気持ち悪くて最悪です。
悪魔の生け贄台に寝かされている気分です。

刺したりはせず、痒くもならないので我慢していましたが、痒くなって来たら、
皆んなが泊まっている宿に逃げこもう!!

雨はだんだん強くなり、(台風だもんね。)
家に帰りたくなりました。
家の乾いたベッドで寝たい〜!

長い夜が明け、
目覚し時計が鳴る前に起きました。
まだ小雨が降っています。

テントの入り口のネットには、小さい小さい虫がビッチリくっついていました。
コイツらか〜ッ!!

休憩所の屋根の下で朝食をして、コーヒーを飲むとちょっと豊かな気分になれました。

雨の中出発です。


昨日の沼尻のカフェを通り、
燧ヶ岳を登ります。


振り返ると尾瀬沼は真っ白です。

雨は降ったりやんだり。
はじめはよかったけど、だんだん大きな石になり、水が流れる川になって行き、石は岩になり、川は滝のようになって行きました💦💦😅
この先もっと急坂になります。

もちろん不安はつのります。
この道をまた戻るのはチョー危険!
頂上まで行って長英新道から下りるという手もありますが、かなりの遠回りです。

先頭はサブリーダーのM木さん、リーダーのN井さんの引っ返そうかという提案で、この標高1900メートル地点で戻る事になりました。

戻るのはまた大変!
めっちゃ怖いです。
足は届かないし、滑るし〜
慎重におります。
私は慎重でも、後ろのS山さんが滑ってタックルして来ます💦
あっちこっちでアー!とかキャー!とか聞こえます。

トレッキングシューズは水に浸かっても中にしみたりしませんが、靴の上から入った水は二度と出て行きません。
靴の中でクッチャクッチャ言ってます。

水と格闘しながら、やっと沼尻のカフェに戻りました。
ここのマスターに雨の日や雨上がりは道が川になるので危ないと言われました。

トレッキングシューズを脱いでソックスを絞ったらいくらでも水が出ました。
このソックスは保水力抜群です。
よく絞ってまた履いても、履き心地は別に悪くなかったです。


恨めしい燧ヶ岳、雲の中です。

つづく