10月20日(土)
行って来ました~

春は、大文字山・比叡山を越えて鞍馬がゴールでしたが、
秋は、嵐山から高雄・沢ノ池・氷室・向山を越えて鞍馬ゴールと
反対向けのコースです。


嵐山公園亀山に集合 
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 朝8時は寒いくらいです。

スタート8:30 
レディファーストで、女性は全員最初の方でスタートします。
そのあと、男性がウェーブスタートします。
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 スタート前はゲートの前で、その辺の人達と
記念写真の撮り合いっこ。
わたしは、この日一人で、多分知ってる人はいませんでした。


男性の声援の中、スタートです 

トップグループは10人くらいで、飛び出して行きました。
ザックなしで、ウェストポーチ程度の荷物で、
手ぶらの人もいました。
休憩など、しないつもりなんでしょうね。

走り出して2キロほどの六丁峠で、
男性のトップがひとり、ふたりと抜いて行きます。
 ガシガシと力強いです。


トップの男性は六丁峠の上で
道を間違えて山の中に走って行ってしまいました。

「違いますよ こっちですよ」と、言いましたが、
あっという間に姿が見えなくなりました。
1位なのにもったいないなぁ。

あれはテッピィーさんではないかと思いました。
テッピィーさんはダイトレで優勝された方です。
この大会に来られるのを知っていましたので、
また、優勝間違いなしと思っていたのです。
でも写真でしかお顔を見たことがないのです。

でもでも、後で聞いたら、
それは、テッピィーさんではなく、
テッピィーさんは、私が気付かないうちに
もっと速く女性グループを追い抜いて、
すでに、ずっと先を単独で走ってられたのでした。
そして、2時間17分でゴール、優勝されました。
信じられないタイムです~ゥ。


道を間違えて行ってしまった男性は、
わたしが六丁峠を下りた頃、
舞い戻って、また追い抜いて行かれました。



さて、次は、ゴロゴロ石の走りにくい清滝川・・・
暗くて、足元が悪いうえ、
狭い道を、後ろから速い男性が追い抜いて行くし、
おちおち、美しい川の景色も見れませんでした。
もちろん、写真もナシです。

清滝を過ぎて、やっと楽に走れるようになり、
順調に高尾を過ぎて、長い林道の登りです。
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歩きになると、
近くの人と声を掛け合ったりして、がんばります。

がんばったら沢ノ池です。

私と前後して、よく一緒になる、若いかわいい女の子がいました。
トレイルランは初めてだそうです。
抜かしたり抜かされたりする度に、お互い励まし合って行きました。
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前のグリーンTのグループの中の一人です。
結局、彼女とは最後まで、ほぼ一緒でした。 


気持ちのよい林の中の沢ノ池。
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ここから、「山の家はせがわ」まで、去年、鏑木毅さんと走ったんです。
よかったなあ


ずっと、木漏れ日の林の中ばかりでしたが、
急に明るい所に出ました。
上ノ水峠(かみのみずとうげ)の手前です。
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向こうに京都の街が見えます。

すばらしい展望なのに、
皆さんは忙しく駆け抜けて行きます。
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わたしものんびりしてられません。


お次は、こないだハンバーグを食べに行った
「山の家はせがわ」です。

の手前に、エイドとチェックポイント 008
ここで、15キロ


そして、「はせがわ」
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ちょうど10時半、まだお店は静かです。


アスファルトの道を登ったり下りたりして、
美しい、氷室
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ここからまた山に入り、急坂の盗人谷(ぬすっとだに)を駆け下ります。
楽しいです。
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ハイ、楽しいのは、ここまで です。


おなじみの山幸橋のエイドで、バナナを頂いたり、
アミノバイタルを補給しました。

ザックには、
おにぎり、バウムクーヘン、オフィさんお勧めの阿舎利餅、グミ、飴・・・
春の大会ではよく食べたので、色々取り揃えたのに、
全く手をつけませんでした。
忙しくて、ザックをおろすヒマがないです。

どちらかと言うと、ペットボトル2本持って来てたのに、
暑くて、残量が危うくなってきました。
エイドは水不足の雰囲気で、
何となく、たっぷりと頂けませんでした。

でも、「あと7キロ」という言葉に元気づけられて、
山幸橋を出発しました。


向山のあたりは、前に一回来たことがありますが、
あまり、もう来たくないな  という印象だけがありました。

まず急な登りです。
比叡山から続く横高山と同じくらい急で、ずっと長いです~

やっと、頂上
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見晴らしもよく、下にクリーンセンターの塔が見えます。
ちょっと木に隠れていますが。
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ところが、ちょっと下ると、また登りです。

だんだん足がやられて来ました。
休憩しながら、ゆっくり登りました。
駆け上って行く人もいますが、人間じゃないです。

そして、やっと頂上
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ベンチもあって、皆、休憩タイムです。

ところが、少し下って、またまた登りです~。

もう、あ、あしが・・・・
あがりましぇ~ん。


あまけに、これでもか
とばかりに、坂は壁のようになり・・・・



ようやく、やっと、本当の頂上が来ました~
ここの登りには、ホント騙されました~

そこへ、ずっと抜きつ抜かれつの、
グリーンTシャツの彼女もやって来て、
お互い労をねぎらって、写真を撮り合いっこ。
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「がんばってくださいね~ 」と、彼女に激励されて、
先にくだって行きましたが、

もう、登りですっかり足を傷めつけられて、
 足が、前に出にくくなっています。

すぐに彼女が追いついて来て、
先に行ってもらいました。

登りもきつければ、下りもきついです。  

しかも、下れば下るほど、どんどんキツクなります
30センチほどの幅で、踏み外せば、コロコロところがり落ちそうな所も・・・

足が元気なら、楽しかったと思います。

やがて、電車の踏切で、下りは終わりました。
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電車を待つ間、休憩できました。

ペットボトルの中は空っぽになりました。
もう飲み水が一滴も、ありません


ここから、ゴール鞍馬駅まで、約2キロ
ふらふら走っても、すぐです


時計を見ると、あと15分で、4時間です。
え~~
ここまで来たら、4時間切りたい

15分で2キロ
普通なら、楽々走れる距離です。

しかし・・・足が・・・

何度も歩きそうになりましたが、
歩いたら、4時間を超えると思って、我慢しました。

最後の2キロは、影もない車道で、思いっきり暑いです。
でも、水もない・・・

角を曲がったら、すぐにゴールの鞍馬駅
みんな声援をくれます

白いテープを切って、
やっと終わりました

約26キロほどでした。

グリーンTの彼女も駆け寄って来てくれて、
4時間切りを讃えてくれました。
彼女も少し前に、同じように歩きたいのを我慢して、
4時間を切ったのでした。

おめでとうございます。 
そして、ありがとうございました。

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すぐにエイドへ、お水をもらいに行きましたが、
ぬるいお水を少しくれただけです。
お味噌汁がある、と教えてもらいましたが、
それより
自販機に行って、冷たくて美味しい「午後の紅茶」を一気飲み

あ~、美味しかった~


その後、お味噌汁も頂きましたが、
お味噌汁味パスタローネ
なんか変でしたが、温かかったのでよかったです。



しばし休憩して、鞍馬温泉へ頂いた割引券を持って行くことにしました。

シャトルバスがあるので、乗ろうとしたら、
運転手のおじさんが、
「いつ出発するかわからないから、歩いたほうがいいよ。」と言われました。

1キロほどなので、歩いて行きましたが、
登りなのでちょっとイヤになりました。
半分くらいで、さっきのシャトルバスが追い抜いて行ってしまいました。

ナンダ~ 乗せてってくれればよかったのに

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割引の温泉は、露天風呂のみでしたが、
広くて、きれいで、シャワーもあるし、ドライヤーもあるし、
とてもよかったです。


ぬるめのお湯につかって、ぼ~っとのんびりしていました。

わたしが入って来た時は、すごく空いていたのですが、
浸かっている間に、どんどん増えて来ました。

ほとんどが、今ゴールしてきた大会参加者で、
みな若くて、とてもキレイで、スタイルもいいですぅ

陽がさんさんと照る戸外で
美しい裸の女性が、目の前を、
たくさん行き来しているのを見てたら、
日常的でない、変な世界に入り込んだような気がして来ました。

混んで来たので、異様な世界から抜け出して、お風呂を出ました。


帰りはシャトルバスに乗れるだろうと思ってたら、
また、先ほどのおじさんは、
大型バスが道をふさいでいて、いつ出発できるかわからないから、
歩いたほうが早い、と言われました。

さっきもそう言って、わたしを乗せずに先に行ってしまった、と、
ちょいと言ってやりました。 


たしかに、大型バスが狭い道で曲がり切れずに、
何度も切り返しをしていました。

それで、また歩いて鞍馬駅に戻ることにした私は、
シャトルバスより先に着こう と走り出しました。
下りだから楽ですが、
少々汗も出るし、バカなことしてるなぁ、と思いながら・・・

鞍馬駅に着いたら、シャトルバスも来て、同着でした。
でも一応、「勝った 」ということで、満足しました。



長々となりましたが、お付き合い頂いて、ありがとうございました。