4月21日(土)
京都一周トレイルのコースでのトレイルランの大会でした。
よく走っているコースなので、楽しみにしていました。

日曜日じゃなくて土曜日開催なので、
なぜ  と思っていましたが、日曜日なら大雨だったのです
主催者側にはわかっていたのか・・・

スタートは蹴上で、家から地下鉄で3駅です。
誰か知り合いがいないかキョロキョロしてたら、
キャロットのF井さんに出くわしました。
いつも丹後ウルトラのコース上でお会いします。
「走る人」からは私も入れて6名。

美ジョガー4名
ゆう☆さん、ペンさん、まゆみんさん。
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そして、男前の
酔いどれさんとオフィさんです。
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6人、健闘を祈ってスタート
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と言いたいところですが、
レディファーストで、女性は8:30スタート。
男性は、女性の後から何回かに分かれてスタートです。

スタート時点で、ゆう☆さんはトップ集団とともに
行ってしまったようでした。
私は、2番手グループです。

今まで、このコースは一回に8キロくらいから15キロに分けて、
何回も走って来ました。
この日は、一度に30キロ走るのです。
どこまで走れるか試してみたかったのです。
ひとりじゃ、そんな長距離、絶対走れません。


大文字山の入り口です。
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1キロも行かないうちに、後ろから男性ランナーに追い付かれます。
どんどん追い抜かれます。
気を使って端によけて登っていましたが、
こんなに抜かれるんじゃ、男性の後ろからスタートした方が、
気楽でいいなと思ったりしました。

わかっていたことですが、
2週間前のダイトレの疲れがたっぷりの足では、
登りは続きませんでした。

名古屋ウィメンズのフルから始まって、
石仏街道マラニック45キロ、
ダイトレ36キロ、
そしてこの京都一周トレラン30キロを
2週間おきに走っています。
回復力の衰えたわたしには、無謀なスケジュールでした。

まあ、のんびり行こっと思っても、
こんなに抜かれていては、気分は焦り気味。

それにすごく暑い
去年の夏以来の大汗 です。
今回、ハイドレにしたので、給水は楽々です。

どうにか大文字山。
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京都のランナーはすごく少なくて、
他府県の方は、大の字からの景色に感動されていた様子。

次は銀閣寺まで階段を下ります。
東山三十六峰では、ここを登るのです。
やっぱり下りるのは楽チン

下りと銀閣寺あたりを走るのとで、少し元気が戻りました。

が、比叡山の登りは、ホントに辛かったです。
今まで何回走ったかわからないくらいの所で、
いつもなら石鳥居まで楽に走れる所なんですが、
じわじわした登りが、足をどんどん重くします。

水飲対陣跡からケーブル比叡までの本格的な登りになって、
道をはずれて、しばし休憩しながらでないと前に進めませんでした。
どうもここらで酔いどれさんに追い越されていた模様です。

ケーブルも間近という所で、
リタイヤを決意
こんなに辛くて、のろのろしてたんじゃ、
この先、怖い横高山や水井山、そして最後の薬王坂を登れません。
日が暮れてしまいます。
ケーブルで山を降りよう、と決めて、
とにかくケーブルまでがんばることにしました。



ケーブル前でくつろぐランナー006 
やっとケーブル。
あともう少し上のスキー場跡が、2番目のチェックポイントなので、
チェックしてから、ケーブルに戻ることにして、
休憩せずにそのままがんばることにしました。

そこでひとりの男性ランナーが、
きつかったですねえ、と話しかけてこられました。
どうも石鳥居から下る谷間で道を間違え、同じ所を廻っていたそうです。
京都の方ではないらしく、
京都一周トレイルの説明をしながら一緒にスキー場まで行く間に、
比叡山さえ登ってしまえば、あとは楽々ですよ~、なんて、
わたしの口が勝手に言っています。

よく考えたら、
スタート直前にザックにお財布を入れるのを忘れているのに気付き、
ペンさんにとりあえず千円お借りして、ザックに入れました。
ケーブルは800円します。
八瀬まで降りて、そこから京福電車で鞍馬まで行くのに、
絶対200円では足りません。
お金が無ければ、リタイヤもままならないのです。


そんなこんなで、
リタイヤのことをすっかり忘れてしまいました。

スキー場跡は風が吹いてすごく寒く、
おにぎりを出して食べだしましたが、
ゆっくり食べていたら寒いので、詰め込んで先に進みました。

でもここからは下りが多く、水平道もよく走れて、
いい調子になって来ました。

大好きな玉体杉の所で、
楽しみにしていたプリンとリンゴの入ったパンを食べようと思っていましたが、
玉体杉の辺りは、
霧とびわ湖からの風で立ち止まったら凍えてしまいそうに寒いです。
おまけにハイカーの人達がたくさん休憩中でした。

玉体杉からは、びわ湖と京都の景色を一度に眺めることが出来るので
他府県のランナーの方たちにも是非見てほしかったのですが、
ガスで何も見えませんでした。



どんどん通り過ぎて、いやな横高山が
でも、一度リタイヤを覚悟したら怖いものはありません。
ゆっくり休憩しながら登ったら、
長い登りもいつかは終わりが来ます。
もうここらでは、元気よく抜いて行く男性ランナーもいません。

思いのほか楽に横高山を越え、
水井山も距離が短くて、クリアです。


ここからは、暗い森が続きます。
不気味なので、今まで2回くらいしか通ったことがないです。

怖いので足も早くなります。


ボーイスカウト道の下りは、ちょっと危ないですが、
一番楽しいところとなりました。
足は重くて固まっていますが、
よく気をつけて、テッピィーさん(ダイトレで優勝)のように、
「うらっ!うらっ!」と駆け下りました。

けっこう長い下りでしたが、
下りたら第3チェックポイントです。


ふと見たら、キャロットのF井さんが休憩中です。
あれ 遅いやん、どこで抜いたんかなあ。 と。
はい、ゆっくりしてました。

次にやって来たのは、オフィさんです。 
とうとうオフィさんにも抜かれる時がきました。

わたしは、玉体杉で食べ損ねたプリンとリンゴ の入ったパンを取り出し、
やっと食べることが出来ました。
美味しい
しっとりしていて、食べやすいです。
レース中にピッタリです。

オフィさんもアミノバイタルを飲んだようで、
さっ、行こっ と言ったら、
わたしはもう少しゆっくりして行きます、とおっしゃいました。
ではお先に、と出かけましたが、またすぐに追いつかれるなあ・・・・
と、思うとついつい足が早くなります。

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大原の里は、桜が満開です。
山の上とは、うって変わってポカポカしています。

しばらくは走るだけの道ですが、
とうとう、薬王坂に着きました。
この坂は、壁です。
一歩ずつ進むしかありません。
距離は短いですから、ゆっくり行けば、
通り過ぎてしまいます。

そしたら、なんだか騒がしい声が聞こえて来ます。
もうすぐにゴールでした

ゆう☆さんと酔いどれさんが迎えてくれました~
2人とも速いなあ。
あれ オフィさんはまだ来ない。
わたしを抜いたら、あとが怖いとでも思ったのでしょうか

すぐにオフィさんもゴール
そして、ペンさんもゴール

いつの間にか、キャロットF井さんもゴール
F井さんは、よく見たらすごくほっそりとなっていました。
4キロ痩せて、これからはウルトラはやめて、トラック競技にするそうです。
すごっ。

初トレランのまゆみんさんがまだなので、
みんなで心配していたら、
わたしの携帯にアメブロのお知らせメールが入っていました。
道に迷って遅くなるから、・・・というメッセージでした。
え~っと思ったとたんに、まゆみんさんがやって来ました。
無事、ゴール

皆さん、ケガもなく無事完走されて、よかったです。

わたしもリタイヤせずに、コツコツと完走できて、ホントによかったと思いました。

参加賞
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デザインは派手ですが、いい色で、生地が薄いので、
役にたちそうです。

これでやっとしばらくは、のんびり出来ます。
4月29日の井上ワールド伊賀上野にも、エントリーしかかっていたのですが、
思いとどまったのでした。
次は、5月20日の野辺山72キロです。
鯖街道に行けなくて残念ですが、野辺山の景色は楽しみです。

お疲れ様でした。
ありがとうございます。