001

この剣岳の写真は、五竜岳から見た姿で、
剣岳の足元の剣山荘からは、その姿は全く見えません。

7月31日(日)
4時起床。
雨は降っていないようです
やったー

朝食のお弁当は、雨が降れば、外では食べられないので、
部屋で、無理やり詰め込んで食べました。
苦しい・・・

5:00
身支度をして、出発です。
重い荷物は山荘に置いて、
水やレインスーツ、お菓子などだけ持って行きます。
身軽でホントに歩きやすいです

0001



昨日、散歩に来た一服剱(いっぷくつるぎ)の辺りから見た景色。
朝日を浴びてキレイです。

0002

ツガザクラです。

0003

6時ごろ、岩をどんどん登って、前剱(まえつるぎ)の手前です。

今回、トップのポジションは、
元ワンゲル部で登ったことのない山は無いというくらいの
ベテランMちゃんが努めます。

私は万年新米で、いつも2番目か3番目に位置していましたが、
今回は、元あやしい探検隊の病み上がりのIさんに
そのポジションを譲りました。

3番手は、一番若くて屈強な消防士D井さんで、
前と後ろの人をサポートしてくれます。

後ろの人というのは、わたしです

私の後ろの5番手は、多分屈強な(?)S山さんで、
私は前後からサポートしてもらえるので、安心です

その後ろの方は、
皆さん数々のすばらしいマラソン経歴や登山歴のある方ばかりで、
何の心配もありません。

0004



雲海もキレイ・・・
いいお天気になってくれて、ホントに感謝です

0005

ここらで、やっと剱岳の頭が見えてきました。
思ったより、丸い頭です。

0006


向こうに、鹿島槍ヶ岳が見えました。
去年泣かされたところです。
鹿島槍からキレット小屋に向かう、八峰キレットでは
小雨が降ってきて、岩がすべり、
体力・気力の限界を感じました。
それで、今回の剱岳も不安でした。

0009


向こうの右が鹿島槍ヶ岳、真ん中が五竜です。(間違ってたらすいません)
五竜もなかなか手ごわかったです。



0008



イワカガミです。

0010


チングルマです。
今回、一番たくさん目つきました。

0011



前剱を超えると危ない所が増えてきました。
心配だった「カニのタテバイ」という
岩の登りです。

垂直です。
鎖もありますし、
けっこう岩の突起も多く、手足をのせて行けました。


突起のない大きな岩には、
ボルトのような金属の棒が岩に取りつけてあります。
これに足をのせて登ればいいのです。

ただ、最初の一歩目が私の胸くらいの高さについていたので、
私のサポーターのS山さんにお尻を押してもらわないと、
登ることができませんでした

0012

これより、一番怖かったのは、橋です。
岩の裂け目に脚立のようなアルミの橋がかかっていました。
幅50cm、長さ1mくらいだったでしょうか。
手すりもロープもありません。
自分の靴だけ見て、さっさと渡る覚悟をしましたが
そろりそろりと渡りました
3年くらい前だったら、腰がひけ、足が震えて、
登頂は断念していたかもしれません。



そして頂上です
7:48
混み合っていて、鎖場などでは停滞したので、
時間がかかりました。


頂上には、小さなお社がありました。

残念ながら、まわりはガスで真っ白でした

せっかくの頂上も景色がなければ、
ただの岩の上みたいな気分です
でも、確かに登りましたよ


思っていたより、広かったので、コーヒータイムです
0014

今度はインスタントコーヒーですが、
もちろん最高においしかったです




行きと帰りは少々コースが違います。
混雑すると危ないからでしょう。

「門」というところです。
0015

門の向こうには、何もありません。
のぞいたら、吸い込まれます


帰りは、「カニのヨコバイ」という所を通ります。
0016

慎重に帰りました。

10:50 無事、剣山荘に戻ることができました。
昼食にカレーを食べましたが、おいしかったです。


1時間ほどして、出発です。
本日のお宿の「雷鳥沢ヒュッテ」に向かいます。

先日、黒ユリが見つけられなかったクロユリノコルを通って行きました。

ウサギギクです。かわいい
0017


クロユリ、発見
思いのほか、小さいです。
色も真っ黒ではないです。
0018



タカネウスユキソウ
エーデルワイスの親戚です。
0019


シラネニンジン
チングルマと並んでたくさんありました。
0020


これは、ハイマツだと思うんですが、
この赤いのは、花?
よくわかりません
0021



ミヤマキンバイ
0022


雷鳥沢ヒュッテまで、行きとは違う道から下りました。

お花畑を楽しんでるうちに、小雨が・・・・

この川は称名川(しょうみょうがわ)?
ここで、本降りになってきました。
0023

テント場です。

テントには、富山の高校の名前が書いてあります。
そういえば、剱岳の上でも、高校生が元気に挨拶して行きました。

滋賀県守山高校の名前もあって、うれしくなりました
雨の中、お気の毒です。
0024

向こうの山の中腹に見える建物が、今日のお宿「雷鳥沢ヒュッテ」です。
ここには、温泉があって、すごくリラックスできました
夕食もおいしかったし、お兄さんもやさしいです

でもさすがに、すごく疲れていました。
太モモが筋肉痛で階段を下りるのがつらくなっていました。

明日は一日目にパスした立山三山の雄山に行く予定です。

夜中、またMちゃんにスライディングしないよう、
ヘッドランプを用意しておきました。
が、部屋も広く真っ暗ではなかったので大丈夫でした。

でも、足は痛いし、頭も痛くなってきました

つづく


ペタしてね