この剱岳の写真は、2009年に五竜岳から写したものです。
2010年には鹿島槍、五竜岳に登って、同じ剱岳を眺めました。
そして、とうとう今年は剱岳に向かいます
7月29日の夜から車で出発して、立山駅駐車場に夜中に到着し仮眠して、
7月30日朝、ケーブル・バスを乗り継いで、7:25に室堂(むろどう)に到着
メンバーは、いつもの武内RCの面々で、13名です。
30日は立山三山に登る予定でしたが、雨
雨に濡れた岩を登るのは危ないというので、予定変更して、
地獄谷、雷鳥坂を上って、今日のお宿の剣山荘をめざすことになりました。
室堂でレインスーツを着て出発です。
右にミクリガ池、そのそばの白い所は雪渓です。
地獄谷です
硫黄の匂いがたちこめています。
有毒なのですみやかに通過するようにと注意書きがありました。
2日後にここを通った時は、毒ガスの量が多くなったので
通行禁止になっていました。
毒ガスもありますが、
こんなかわいいものもいます。
雷鳥です
ヒナも5羽連れていました。
テント場です。
山に行き出して6年目くらいですが、テント泊はしたことがありません。
一度テントで泊まりたいですが、
こんな雨の中では、気持ちがめげそうですね
雷鳥坂はけっこうきつかったです
ゼイゼイハアハアが、だんだんひどくなり、
トップを行くMちゃんに、休憩をお願いしました
かたわらには、こんなかわいい花が
ミヤマアキノキリンソウです。
コバイケイソウも
剱御前(つるぎごぜん)小舎に到着です。
雨で満員でしたが、ここの中でお弁当を出して昼食です。
まだ、10時すぎです。
ゆっくりしすぎて注意されてしまいました。
次から次と休憩の人はやって来ます。
出発です。
こんなところです。
雪渓を渡ります。
雪渓は滑って危ないです。
滑らないように、溝を掘ってくれています。
いくつも雪渓を越え、岩場を越えて
やっと剣山荘に到着しました
剣山荘は、新しくてすごくキレイでした
その分、汚さないよう規則がキビシイです。
濡れたものをほして、
シャワーを借りて着替えました。
お風呂はないですが、シャワーは熱いお湯がタップリで
さっぱりと気持ちよくなりました。
この辺は、雪解け水か、水が豊富なので、
冷たくておいしい飲み水も無料です。
玄関のテラスでコーヒータイムです。
本物のコーヒー、
美味しいです
だんだん、いいお天気になってきました。
剣山荘の前の景色です。
まだ2時なので、散歩に行くことにしました。
山荘の裏山というか、
クロユリノコルという所にまず行きましたが、
黒ユリらしきものは無いです
そこで休んでいた人に教えてもらって、
山荘の裏をぐるっと、回ってくることにしました。
チシマギキョウです。
こんな感じの裏山です。
雷鳥がいました。
ヒナもいましたが、
親鳥が、クゥ、クゥと鳴いて、
私たちの注意を向けさせて、
その間に、ヒナは違う方向に飛び去りました。
親鳥の作戦です。
そして、親鳥も姿を消してしまいました。
下に、剣山荘が見えます。
ここには、たくさんの種類の花がいっぱいありました。
雨に濡れていますが、ハクサンフウロ。
なんだかわかりません。
イワイチョウ、
はっぱが丸くてかわいいです。
クルマユリ
シオガマの種類だと思うんだけど、
ゴゼンタチバナ
そうこうするうちに、雲行きがあやしくなり、
急いで山荘に戻りました。
じゃじゃぶりになる一歩手前で戻ることができました。
明日は、いよいよ剱岳なのに、降ったりやんだりです。
夕食の時、壁を見たら、
剱岳の映画の方たちのサインです
監督:木村大作
浅野忠信・香川照之・中村トオル
わたしも映画、見ました
浅野忠信さん、よかったです
部屋はとてもキレイで、お布団もよかったですが、
夜中に目が覚め、眠れなくなって、
気分転換におトイレに行きました。
真っ暗な部屋の中で、
腕時計のライトだけで、寝ている人の間をすり抜け、
自分のお布団までたどり着き、
枕めがけて、スライディングしたら、
「アイタタタタタタ・・・」という声が
Mちゃんの声です。
私の枕は、まだその先でした。
「ゴメンゴメン」と言いながらも、
おかしくて、噴き出しそうなのを
ぐっとこらえて、静かにしていましたが、
ますます眠れなくなりました。
つづく