いらっしゃいませ
ご無沙汰してます。![]()
朝夕の気温の変化が激しいですね。
皆さん、くれぐれもお体ご自愛なさってください。では早速本題へ♪
リピーテッド(2015) イギリス・アメリカ・フランス・スウェーデン合作
| 脚本・監督 | ローワン・ジョフィ |
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サスペンス
S・J・ワトソンの小説「わたしが眠りにつく前に」が原作です。
朝目覚めた時に、もしも自分の記憶のすべてが頭から抜け落ちていたら…
そんな恐ろしいことが我が身に降りかかったとしたら、あなたならどうしますか?
リピーテッド 予告
主な登場人物
クリスティーン(ニコール・キッドマン)
過去、身に降りかかった事件によって頭部にケガを負い。
重篤な記憶障害を患っています。
すべての記憶が一日しか持たないという、過酷な運命を生きる女性です。
ニコール・キッドマンの演技は素晴らしく堂々たる存在感です。
ベン(コリン・ファース)
ケガの後遺症により、重度の記憶障害を持つ妻を支え続けるベン。
優し過ぎ、出来過ぎているほどの夫であり仕事も家事もそつなくこなします。
コリンファースが旦那さまってアメイジング。![]()
だけどね、良いことばかりじゃないってわかります。
後半はいろいろと…明らかになります。![]()
医師ナッシュ(マーク・ストロング)
医師というが、果たして信頼してよい人物なのか・否か?
序盤の内は、もしかしたらこの人怖い人なのかも?
と観る者が感じるような脚色がなされています。
サスペンスにはつきものですが、品行方正な人が実は嫌な人だったり。
いかにも怖そうな人が善良な人だったり…といった仕込みがありますよね。
演技派マークストロングさん。とても重要な役柄です。
この方はいろんな役をなさる人ですが、
キングスマンの時とは、雰囲気が真逆なのも良いところです。
簡単なあらすじ
ある不慮の事故に巻き込まれたクリスティーンが主人公です。
彼女はその時に負った(頭部の)ケガの後遺症により、毎朝目覚める度に、
すべての記憶が消え去ってしまうという、重い記憶障害を背負います。
そして、彼女の夫ベンは、自分の存在すらも覚えていない妻を日々献身的に支えます。
ある日のこと、自宅の電話が鳴り響きます。
医師と名乗る男(ナッシュ)からの電話でした。
ナッシュの話によると、彼は少し前からベンには内緒で、クリスティーンの治療に
あたっているとの事で。
数週間まえから毎日の状況を日記として撮影しているのだと聞かされます。
カメラの隠し場所を電話で指示して貰い、ビデオ日記を再生したところ、
クリスティーンは、自らの記憶障害が何者かに襲われ
重傷を負ったことが原因であると知ります。
ちょっとだけつぶやき
ほぼ全編に渡りこの3人だけで、物語は進行します。
(途中クリスティーンの女友達、そして最後にちょっとだけ別の役者が登場します)
二人の男(ベンとナッシュ)の間で翻弄され打ちひしがれるクリスティーンを観ていると
気の毒でたまらなくなっちゃって。![]()
嘘をついているのは一体どっちなの?と考えているうちに
もはや誰も信用できない気分になり![]()
ベンとナッシュ両人ともが怪しい男に見えてきました。
…朝起きたら記憶のスイッチがリセットされているなんて![]()
怖くて心細くて不安感の底なし沼に嵌りそうですよ。![]()
ピ—ンと張り詰めた危うい緊迫感が、ただひたすら持続します。
オスカー俳優のニコール・キッドマンとコリン・ファースという鉄壁のコンビが観せてくれます。
そして、どんな役もさらりとこなすマーク・ストロングが加わることで
スリル満点の仕上がりになっています。
とにかくハラハラ、ドキドキし通しですよ♪
個人的に気になるところ
①クリスティーンが朝目覚めると、となりに知らない男が寝ていた。
状況が…全く理解できなくて慌てふためく彼女にベンが説明をするのですが
記憶障害の原因を交通事故の後遺症だと語ります。
②毎朝、状況説明を聞いた後も、なぜかベンに対して
心を開くことができないでいる不安げなクリスティーン。
起床時にベンの腕を自分のお腹から離す時もなぜか彼女は嫌な表情をするのです。
(記憶がなくても、家族・夫婦への情のような物は本能として感じるのではないかと…)
③なぜ医師ナッシュからの電話はベンが出勤した後にかかってくるのだろう。
ビデオカメラに収めている映像日記について、「夫には内緒にするように…」
というナッシュの指示も、いまいち解せない。
④妻クリスティーンは自動車事故の後遺症により記憶障害になったと語るベン。
しかもこの状況は10年以上継続しているらしい。(ベンの話しは真実なのだろうか…)
⑤自らの映像日記を見たクリスティーンは、自身が事故ではなく
何者かに襲われたことが原因で記憶障害を患ってしまったことを知る。
⑥アダムという一人息子がいたが、病気によりこの世を去ったと夫から聞かされます。
子供がいたという展開に驚き。
毎日ビデオカメラに撮影している、映像日記の確認とナッシュのサポートにより
クリスティーンの記憶はフラッシュバックを繰り返しながら薄皮をはがすように蘇っていきます。
夫(ベン)と主治医(ナッシュ)。果たしてどちらの話が真実なのでしょうか。
この豪華な顔ぶれ、たまりませんよね。もう最高
出演者が少なく地味な作品だからこそ、気が散ることなく落ち着いて観れます。
スリリングがギュッと濃縮されていて見応えがありますよ。
『リピーテッド』ぜひとも映画を鑑賞しながら謎解きをお楽しみくださいませ。
次へ進みます![]()
クライム・ヒート(2014) アメリカ (本作は日本では劇場未公開の作品です)
監督:ミヒャエル・R・ロスカム 脚本:デニス・ルヘイン
サスペンス
アカデミー賞受賞作『ミスティック・リバー』の原作者としても知られている、
デニス・ルヘインの小説『ザ・ドロップ』がこの映画の原作となっています。
映画の脚本もデニス・ルヘイン自らが手掛けています。
小品ではありますが、登場人物たちの個性と演技力が冴えわたる逸品です。
ド派手な大作も良いけど、どちらかというと私、こういう映画☆好きなんです。
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クライムヒート 予告
- 主な登場人物
- ボブ・サギノフスキ(トム・ハーディ)

- 常に寡黙で他人との関わりを絶ち、敢えて孤独の中で過ごす男です。
- ボブには、人に言えない重大な過去があります。
- そのことが原因なのか教会のミサで聖餐のパンを一度も頂かないのです。
- (その理由はこの物語のネックになる部分です)
- そんな彼も、ロッコとナディアとの出会いによって、少しずつ内面に変化が現れます。
- そんな中で過去の罪と向き合いながら、また新たなうねりに巻き込まれていきます。
- 後半は自ら飛び込んだと言ってもいいのかもしれませんが…心がひりひりします。
- ナディア・ダン(ノオミ・ラパス)

- ナディアはエリックの元カノです。(このエリックが問題だらけの男です)
- 過去にエリックから受けたDVが元になっているようで、メンタル面に不安を抱えており
- 自分でもそのことで深く悩んでいるようです。
- 自傷行為によって首に深い傷を残しています。そんな孤独な彼女でしたが・・・
- ロッコが縁でボブと出会い二人は心を通わせ合うのです。
- どこに行くにもボブとロッコは一緒♪懐にすっぽり( *´艸`)可愛い~
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ふふっ…最強!ワンコとトムハ
堪りません。 -
カズン・マーヴ(ジェームズ・ガンドルフィーニ)

- ボブとは実のいとこ同士という設定、兄貴分です。
- チェチェン・マフィアが街にやって来て、店を乗っ取られたという過去があります。
- 昔は、街でもちょっとした名士だったと本人が自ら語るシーンは印象的でした。
- またその話か…もう過去の事だ!とボブから諭されて悔しがる場面は
- この物語の光と影を現す象徴的なシーンの一つです。
- ガンドルフィーニさんはこの作品が遺作となりました。ご冥福を祈ります。
- エリック・ディーズ(マティアス・スーナールツ)
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- ナディアの元カレ。理由もなく人をゆすり脅す粗野で身勝手な男です。
- 実は小心者であり、ラストに近づくと、彼の中途半端で短絡的な部分が見えてきます。
- エリックはロッコの元の飼い主なのですが、罪もないロッコにケガを負わせ。
- ごみ箱に置き去りにする最低最悪な奴です。
- のちに飼い主だと語り上から目線で出てきた時にゃ~怒り心頭でした。
- 念のため…マティアス氏は『リリーのすべて』にも出演されていますが良い役です。
- &ロッコ

- ボブ(トム・ハーディ)に命を救われたことがきっかけとなり、彼の愛犬となります。
- 緊迫感漂うシーンの中で、時にほっこりとした空気を送り込んでくれる
- チャーミングなマスコットの役目を務めてくれています。愛嬌たっぷりなんです(´∀`)
- 簡単なあらすじ
汚れた金を洗浄するドロップ・バーで働く寡黙なバーテンダーの物語です。 - ブルックリンでバーを営みつつ、マフィアの金を一晩預かる窓口を担うボブとマーヴ。
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仕事帰りのボブが、ケガをしてクンクン泣いている血だらけの子犬を見つけ
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助け。ナディアと出会うシーンから物語の序章が始まります。
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そして、次は二人の働くバーに二人組の覆面強盗が押し入り店の売り上げを盗まれ。
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そこから物語が更に展開していくという設定です。
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当然の如くマフィア幹部が訪ねて来て金を取り返すようにと命じます
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(数年前からカズンマーブのバーは奴らに乗っ取られています)
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そんなこんなで、マフィアに睨まれ身の危険を感じる中、新たな火種が発生します。
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ボブの愛犬ロッコをネタにして、「俺は元の飼い主だ」と威張り散らす迷惑男エリックが
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ボブにゆさぶりをかけてくるんですよ!
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ある日突然目の前に災難が降りかかってくる…まさにバッド・インフルエンス。
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そして…なんと~店(バー)の裏口には驚くべきものがぶら下がっていたりして・・
泣 -
次第に物騒な流れへと展開していきます。
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見どころは多々ありますが…なんたってマイお気に入りは…
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罪深い過去を持つ男ボブと純真無垢なパピー・ロッコ。
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一人と一匹のコンビは張りつめたシーンの合間合間にホッと一息つかせてくれる
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この重苦しい物語の中のわずかな救いとも言えます。
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- 教会の牧師様にナディアの事を尋ねられ…
- 「これまで俺には友達などいなかった」とボブが語るシーンが心に残ります。
- (この部分はBlu-rayの特典映像に含まれています)
- 大切な存在、守る者が出来た、ロッコとナディアとの出会いが彼の生き方をも変化させます。
- でもね、いざとなるとこうなっちゃうんです。(-""-;)

- やはり、なんと言ってもこの映画の見どころはトム・ハーディの演技力に尽きます。
- ひっそりと生きている寡黙なバーテンダーなのですが…
- ひとたび火が付くと、レーザービームのような鋭い眼光が光ります。
- 自分の事に関しては我慢強いボブですが…ロッコの事とナディアが絡むと
- 最終的にこうなります。

とにかくボブという男には意表を突かれます。 

- 辛い過去を背負いながらも肩で風切って生きる一匹狼、粗野で嫌味な男、
- 内面に狂気を抱く男など。これまで様々な役を演じて来た俳優トム・ハーディ。
- 若干抑えた演技の場面であっても、表情や視線で負の感情を表現できる役者です。
- 彼の演技には同業者たちからも多くの絶賛の声があります。
- そういえば、『レヴェナント』のプロモーション活動の頃、
- 「あの年代の中で最高の演技者だ」とディカプリオが褒めちぎってました♪
- これからますます目が離せなくなりそうです。

- 劇中のボブはロッコといる時が一番心穏やかです。
- 弱いものには優しいのですが、自分の世界に礼儀のないものがズカズカと
- 入り込んでくることが何よりも許せない男がこのボブなのです。
- ぶっちゃけた話し、ボブとマーブは相当なワルです。俗にいうカタギではありません。
- だけど芯の部分は実に弱くて脆い…そんなところにジンときたり。
- ラストシーン。ナディアの家を訪ねたボブがぽつりぽつりと話す言葉が印象的です。
- 「バーを出る時、もう関わらないと言いたかったんだろ?
- でも言わなかった…言ってくれたら俺はここから去るよ。
- 信じてくれ、すぐに消えるよ…言葉にしてくれ」
- 無口な男がことを選びながら精一杯の気持ちを伝えます。(このシーン、好きです)
- クライムヒートお薦めです。
- 最後に、もひとつおまけ


- 同じイギリス出身のゲイリー・オールドマンはトムにとって憧れの人であり
- 最も尊敬する大先輩です(二人とも演技派)
- 裏切りのサーカス(2011) チャイルド44 森に消えた子供たち(2015)で共演。
- それにしても、トムさんたら♪こんなに甘えちゃって!微笑ましいですね。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。
- ※GIF画と画像、動画はお借りしました♪ご訪問ありがとうございます。















