どんでん返し作品『プレステージ』ヒュー・ジャックマン、クリスチャンベ―ル | 今夜はブギーナイト

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いらっしやいませほっこり

お久しぶりです音符ちょっとばかり体調不良でおとなしくしてました汗

すっかり外は春の陽気になっていて、気分を上げていきたいと思います。

では、元気出してレッツゴーアップアップ気合いだ!気合いだー!

 

プレステージ(2006)アメリカ

監督 クリストファー・ノーラン

 

クリストファー・プリーストの小説『奇術師』(1995)をもとにつくられた作品です。

過去に発生したマジックショーの悲劇の事故によって、切磋琢磨し合う

ライヴァルから…敵同士となってしまった二人のマジシャン。

マジックの為ならば、騙し、欺き、隙あらば相手の足元をすくうというあざとさ。

独特な威圧感が漂うサスペンス仕立てです。

主な登場人物

ロバート・アンジャー (ヒュー・ジャックマン)

マジシャン。妻をステージの事故で亡くします。

その日から復讐の中に身を置き、マジックのためだけに命をかけます。

 

アルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール) 

アンジャーとは同門の間柄。

かつては、技を磨き合いながら共に競い合うよきライヴァルでしたが。

 

ハリー・カッター(マイケル・ケイン)

マジシャン。アンジャーとボーデンの師匠。

すでに引退しており、敵同士となってしまった二人の弟子の行く末を案じています。

マイケル・ケインはご存知!クリストファー・ノーラン作品の常連さんです。

 

オリヴィア(スカーレット・ヨハンソン) 

マジックショーのアシスタント。

後にアンジャーの恋人となる。

 

ニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)

発明家。独自にテレポーテーション機械を作る人物。

その才能を妬まれ、エジソンから見張られているという設定。

 

映画『プレステージ』 紹介

監督はクリストファー・ノーラン。

主役はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールというのだから

おもしろくないわけがないですよね。

特にマジックが大好きなお方には必見☆ハンドパワー全開ですグラサン

 

簡単なあらすじ

アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)

一癖も二癖もありそうな…カラーが濃すぎる二人のイイ男が

思う存分魅せてくれます。

なにをみせるかって?隙あらば相手を罠にはめ、足の引っ張り合いなんですけどねグラサン

それはもう~存分にやっちゃってくれてます。叫び

・・・なぜそこまでしなければ・・・マジックの枠を超えてほしくなかった。

もともとは、師匠ハリー・カッター(マイケル・ケイン)の元でさくらをしながら、

マジックの腕を磨き合っていたライヴァルだった二人だったのですが

かつて、アンジャーの妻は、師匠のアシスタントを務めていました。

さくらとして会場から選ばれ、彼女の腕のロープを結んだのはボーデン。

一瞬の気の迷いにより、本番のマジックショーで悲劇が発生します。

それまで、切磋琢磨しながらお互いを認め合っていたアンジャーとボーデンは

その事件がきっかけで敵同士となり、留まる事を知らぬまま突き進みます。

そして、そのままマジックの迷宮に入り込んでしまい。

ついには大きな代償を払うことになります。

あらすじは観てのお楽しみということで・・・このくらいで。もぐもぐ

アンジャーが最後の大勝負に出るのですが…前代未聞のマジックは禁じ手です。

これではプレステージでもなんでもないな、と感じました。

プレステージとは、「威信」、「威光」や、「名声」、「信望」を意味する言葉。

また「特別なもの」という意味も含まれます。

たとえ、それが可能だとしても、人として踏み込んではいけない領域。

『男はつらいよ』のフーテンの寅さんではありませんが…

「それをやっちゃ~(いっちゃ~)おしまいよ!」

といいたくなる、ありえない展開が待ち受けています。

これは小説が原作であり、映画の中だから表現できる事なのですけど…

人間の業というのは、おそろしいものだなぁと背筋がゾクッとしたりガーン

一瞬でサブいぼがざわざわと…本当に恐ろしいストーリーです。アセアセえーん

 

ボーデンには自分と同じ顔、体格をしたファロンという

影のように寄り添う存在がいます。

マジシャンとして一生を全うするためには、

お互いが真のボーデンであり、ファロンなのだと誓い合う二人。

つまりは奥さんも…

拳銃のマジックが失敗し、暴発してボーデンが指を欠損したら

ファロンも同じ指を落とします。えーんえーん

二人は交互に入れ替わりながら、マジックに命をかけます。

今日はあなたじゃない日…今日はあなただわ…と

妻が切なく語るシーンが印象的です。

アル中でよろよろの汗アンジャーのそっくりさんが登場したり(笑)

(マジックの替え玉としてアシスタントのオリヴィアが探してきたらしい人物)

マジックの為だけに、常に金魚鉢を股の間に挟んで生活しているという

年老いたマジシャンの存在にも驚きでした。

究めるということは人生の一部を諦めるということなのか。

考えさせられるシーンが多々あります。

 

アンジャーには、正々堂々と、マジックの腕で勝負してほしかった、

というのが強い想いではありますが…

その部分をのぞいては、全般的にワクワク、ハラハラと楽しめる作品だと思います。

それはやっちゃおしまいよ…という部分にも、原作者や監督が伝えたい教訓として

一石を投じたメッセージのようなものが秘められているのかもですね。
 

 

劇中でテレポーテーションの機械を発明した人として登場する

ニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)は実在した人物。

19世紀後半頃から活動していた科学者で、交流電源を発明した人物

彼はエジソンの会社に電気技師として務めていた時期もあったそうで。

電気の送電は交流であるべきだと唱えていたテスラは、

エジソンが進めていた直流電源の電気事業の件で対立し、

そのまま決別したとの事です。
劇中で、エジソンの回し者が、ニコラ・テスラの隠れ家にスパイとしてやって来たために、

慌てふためいたテスラが姿を消すという場面があったりして・・・

あながち作り話ではなさそうなサービス・シーンもありますよ。

なんたってデヴィット・ボウイが演じていること自体が素敵ですわ。音符

 

では次の作品へ♪

 

マッチスティック・メン(2003) アメリカ

監督  リドリー・スコット
 
主人公のロイは潔癖症の詐欺師です。

朝起きてから、出勤するまでのルーティンが細かく決まっていたり汗汗

家じゅうの物を磨いたり、靴を履く時の自分への掛け声が必要だったり

オフィスに着いたら、まずは受話器の消毒からという徹底ぶり。叫び

しかし詐欺師として行動する時だけは何も気にせず普通にふるまえるのです。

ある日、離婚した妻との間に子供が生まれていた事実を知る事となります。

それからと言うもの、神出鬼没な14歳の娘に振り回される日々が始まるのでした。

 

主な登場人物

ロイ・ウォーラー(ニコラス・ケイジ)


天才詐欺師、そして超潔癖症。

しかし娘と会ううちに、その症状が軽減していきます。

 

フランク(サム・ロックウェル)


ロイ・ウォーラーの相棒ではありますが…

詐欺師だけあって、胡散臭い人物です。

 

アンジェラ(アリソン・ローマン)


別れた元妻が内緒で生んでいたという

ロイ・ウォーラーの娘。という設定です。

この子、かなりのつわものです。

 

ドクター・クレイン(ブルース・アルトマン)


相棒フランクに紹介された精神科の医師。

そのままカウンセリングをうけるはめに・・・

ここから、全てが始まります。

マッチスティック・メン 紹介

簡単なあらすじ

極度の潔癖症の為、日常生活にも支障をきたし始めたロイ・ウォーラーは

相棒フランクの薦めにより、心療科のカウンセリングを受けることになります。

精神科医の話しによると、ひと昔前に離婚した妻が当時妊娠しており、

娘を出産していたという事実を知らされます。(なんで他人がそんなこと知ってるの??)

ここら辺から胡散臭さがちょいちょい漂い始めます。グラサン

Drクレインは、14歳になった娘アンジェラに会うことを薦めます。(治療の為という名目)

まゆつば物のロイでしたが、自分の娘という響きに心をつかまれ、

その流れで会う事となり、ぎこちない関係もほぐれて・・・・・

ひとこと感想

人一倍用心深い男が、あれよあれよという間に精神科医の口車にのって、

全てを失いすっからかんになるというシュールな顛末です。

オレオレ詐欺、来て来て詐欺ではありませんが、家族というワードは

騙しのテクニックの中で圧倒的に悪用されやすいものです。

オッと!これ以上は・・・口にチャックもぐもぐ

気になる方はぜひともご覧になってくださいね。ウインク

 

ご存知!リドリー・スコットは

バイオレンス物のヒット作を手掛けてきた名監督    

ブレード・ランナー(1982)

グラディエーター(2000)

ワールド・オブ・ライズ(2008)

ディカプリオと対峙しておられる役者さんは

キングスマン・シリーズのマーク・ストロングです。

彼はイギリス人ですが‥どこから見ても中東の人そのもの。

マーク・ストロングの存在感がひときわ光っていた作品です。

キングスマンのマーク・ストロング

さて♬リドリー・スコットの巧妙なトリックに嵌ってみませんか。

 

それにしても、ニコラス・ケイジはやっぱり凄いですわ。

ガッツリ硬派な役だけでなく、情けない役どころも絶妙の味わいです。
この紳士を気取った詐欺師がこんな状況になり(相棒のサム・ロックウェルにご用心)
サムは『スリービルボード』で今年のアカデミー助演男優賞に輝きました。
気づいた頃には時すでに遅し…誰もいなくなっていた。
オイ嘘だろ~というロイの声が聞こえてきそうです。
詐欺師が詐欺師に騙される。ニコラス・ケイジおそるべし。
だけど、もっと凄いのはこの小悪魔ちゃんかもですよ。にやり
娘アンジェラを演じたアリソン・ローマン
こんな子がパパハートって無邪気に微笑みかけて来た日にゃあ!
ニコラスパパもデレデレですわ。
幸い、ラストはhappyなことが待っていたりして、ほっこりと幕を下ろします。
どんよりと暗いラストで締めくくるよりも、明るく終わった方が気分も良いですよね。
ちなみに、アリソン・ローマンは1979年9月18日生まれ。(今現在は38歳)
『マッチスティック・メン』撮影当時は22才で14才の少女の役に挑戦しています。
久しぶりに観たけど、やっぱりおもしろかったなぁ~照れ
では、この辺で失礼します。
動画と画像はお借りしましたラローズ18
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