まだたった2回しか猫話していないのですが、
居候のズビシェクが、虹の橋を渡りました。
マイキーの転職に伴って引っ越して一か月。
2週続けて車が壊れて、マイキーだけが所用で帰った日の朝、義父が裏庭で倒れているズビシェクを発見したそうです。
外傷はなく、前日まで元気にえさを食べていたそうで、殺鼠剤などの毒か何かを食べてしまったのではないかと推測していますが、死因は不明です。
マイキーが帰宅したときはもうお昼時で、近所に住む飼い主さんにも立ち会ってもらい、お墓を立てたそうです。
マイキーから知らせを受けても、実はドッキリなんじゃないかと、
全く信じることができませんでした。
先週末やっと実家に戻り、対面を果たしてきました。
お墓に手をついたところに頭があるよと言われて、毛並みの良い小さな頭を思い出しました。
ずいぶん冷たい土の下にいるんだな
もう触ることはできないんだなと実感せざるを得ませんでした。
まだ5歳だったのに。
このブログでも、もっと話をしたかったのですが…
ズビシェクの話は、これでひとまずとなります。
私がここに来るずっと前、ズビが若いころから、家のBBQハウスに来てはくつろいでいたそうです。
家は完全に縄張りで、でもほかの猫が来ても目で追うくらいで
そばで寝てても何も気にしない、のんびりした子でした。
人懐こく、人が集まるところが好きで、お客さんが来ると必ず膝に乗って甘える子でした。
甘えるほど爪が出てしまい、大抵嫌がられてしまうのですが、最後のほうはそれも痛くない程度に抑えていたように思います。
私たちを見つけると追いかけてきて、テリトリーから外れると座って見送ってくれました。
一度、近所の畑のあぜ道をテリトリーをだいぶ超えてついてきてしまったときは、途中から帰ろうと鳴きやまなかったこともありました。
餌を見せれば、お座りができる賢い子でした。
挨拶をすれば高確率で返してくれました。
子どもがぐりぐりと頭を触るのにも、目をつむって耐えていました。
本当に嫌な時は逃げるか、跡もつかない甘噛みで叱っていました。
こんな風だったから、みんな彼が大好きでした。
夏場、BBQハウスでテレビを見る義父は彼がどこにいるか必ず把握していました。
義祖母は一緒に日向ぼっこをしていました。
2歳になる姪っ子は私たちに代わって毎日餌をあげてくれました。
猫が苦手な義母は、決して自分から触ることはなかったけど、いつのまにか足元にすり寄ってくる分には大丈夫になっていました。
マイキーはこっそり家に連れ込んで、部屋を探検させたりするのが好きでした。
私は彼に、どれだけ癒されたかわかりません。
私がチェコ語を聞くのも嫌になってしまったときがあったのですが、ズビに会いたくて毎日外に出て、おかげでなんだかんだ周りとコミュニケーションをとることができました。
日本語での愚痴を逃げもせず寝ながら聞いてくれたり、気のすむまで抱っこさせてくれたり…
本当に優しくて良い子でした。
ズビシェク
生活が安定したら、名実ともに手元に引き取りたかった。
一緒に過ごせて楽しかった。本当にありがとう。ゆっくり休んでね。
ただ、今はすごく寂しいよ。もう一度会いたかったよ。