先日、ピーボディ用にオーダー頂いたドレスを納めました。

(↑どんだけタグをアピールすんねんw)

せっかくなので、ドレスと一緒にピーボディについても紹介したいと思います。

(全然ダンスの歴史は詳しくないので、間違ってたらすみません。ごめんなさい。)


  ​ピーボディとは?

簡単にまとめると1920年代を代表するダンスのひとつで、フォックストロット、チャールストン、クイックステップ、その辺りの親戚と思って良いんじゃないでしょうか。(雑)


1920年代付近はジャズ音楽が一般に普及した関係で、

1930年くらいには色んなスイング系のダンスが生まれてて、意味不明になる。「ラグタイム」とかの単語を見るだけで、もうパニックになる。笑


まずは動画を見て頂こう

30秒くらいから踊ります


すてきー!!とっても優雅で、楽しそうで素敵すぎる!!ほんで、爽やか!!


コンペの様子


1920年代を意識した服装で、女性にはフラッパースタイルが人気のようだし、最初の動画に比べたらチャールストンみが強めなのか、優雅さよりも賑やかな印象が勝ってますね。


何がどうなって、こんなにも違う印象になったのか、、ちょっと疑問です。競技だからかな??



  ​ピーボディとクイックステップ


まず先に時代を整理すると

1910年代にフォックストロットができました。

アメリカやフランスで踊られ、

1915年頃イギリスに渡り、1920年代半ばに競技種目に加えられる。

クイックステップがイギリスで競技種目に加えられたのは1929年だそうです。

浅野素女「踊りませんか?」参照

↑この本、おススメ。大好き。


Wikipediaの情報によると、、


1910年代に生まれたフォックストロットは

遅いテンポのものと

速いテンポのものに進化?していきました。

(アメリカンスムースの競技種目にスローとクイックが無いのは、この源流の?「フォックストロット」を採用しているからです。たぶん。スムースはダイナミックさが売りなので、クイックとかテンポが速すぎると踊れないのが理由じゃないかな?知らんけど。ヴェニーズもインターのテンポより遅いです。)


アメリカでは、速い方のファストフォックストロットが後にピーボディへと進化したようです。


このピーボディという名前の由来は、あるダンス好きな警察官の名前からきてるそうです。


ピーボディさんはかなりのポッチャリさんだったため、自分のパートナーを正面に置いて踊ることができなかった。

そのため、女性を常に男性の右側、アウトサイドポジションで踊るようになり、その影響でとてもユニークなステップができるようになった。


そして、イギリスのダンサーがこのピーボディーを持ち帰り、忘れてしまった部分をオリジナルで構成したものが今のクイックステップになりました。


イギリスでは、テンポの

遅いものをスローフォックストロット

速いものを→クイックタイム・フォックストロット→クイックステップと呼ばれるようになったそうな。(因みにクイックステップが競技種目に加わる前はワンステップという種目があったようですが、それがどんなダンスかは、、知らない)


なので、ピーボディとクイックステップには共通のステップがあるようです。

↑確かにずっとアウトサイドですね。

ダンスの起源を知ると、納得感が増しますね。



そして、ここまで調べて最近話題のチャットGPT、「AIチャットくん」に、Peabody の歴史や成り立ちについて質問してみた。


あーん??笑 ちょっとパニックです。笑


情報を色々調べる気力なくなったので、

気になる方は調べてみてください。

(テキトーw)

そして何か情報間違えてたら、教えてください。笑


  ​ピーボディドレス

そんなこんなで、ソロデモ用にピーボディのドレスをオーダー頂いたんですが


総フリンジのミニドレスは既に持ってるし、

フラッパー特有のローウエストのドレスは使い勝手が悪いし、

コスプレにもなりたくないし、


と、いう事で、、

1920年〜30年代のビンテージドレスや宝塚の衣装を参考に

アメリカンスムースにも、

パーティーのディナータイムでも使える感じのミモレ丈の石なしドレスに仕上げました。



↑最初はネットにあげるつもり無かったので、写真が雑。


振り付けもチャールストン的な賑やかなキック系の振り付けよりも、

くるくる回る振付が多かったので、ミモレ丈のスカートで大正解!!

お袖もふわふわ舞って、とっても華やかでした!!


今回、ピーボディ用で珍しいオーダーを頂きましたが、最終的には幅広く使えるドレスに仕上がりましたし、掲載許可を頂けたことでブログをご覧の皆様にもピーボディについて知って頂くきっかけにもなりました。


Sさんありがとうございました!!


  ダンスの本場

ここからは、

もう本当にただの愚痴と屁理屈なんですけど、


“社交ダンスの本場、イギリス”


みたいな感じが、、個人的にはね、、納得がいかないのです。


競技ダンス」の本場なら、めちゃくちゃ納得してるんですけども、、


遡れば、

アメリカや南米で生まれたダンスがパリで流行って、

パリからイギリスへ渡って、みたいなダンスが多くて、

イギリスって本当に本場なの?みたいな屁理屈を言いたくなってしまうのです。はい、すみません

これだけ色んなダンスがイギリスに流れつくこと自体がすごい事ではあるんだけども、、

競技の本場であることは間違いないんですが、、

なんか、すみませんね。。