社交ダンスドレスの定番のオーストリッチボアのお手入れについて私の知ってる範囲のことになりますが、注意点を共有したいと思います。



  ​洗えるのか?

自分で“洗う”のは辞めておいた方が無難です。


私はドレス屋で勤務していた経験から

オーストリッチボアはタフな素材だと思ってました。染めたり、洗ったり、高温で乾燥させたりしてるのを実際に目で見てたからです。


だけど!!!

それは羽根単体で扱う場合です。


ドレスやバングルなど、何かに縫い付けられている状態とは大きな違いがありますので、自分で洗うのは辞めておいた方が無難です(2回目)


  オーストリッチボアとは?


オーストリッチはダチョウの羽根

ボアは大蛇という意味で、オーストリッチの羽根を棒状にまとめたものという意味です。



構造はどうなっているかというと




中心には紐(綿?麻?の天然素材)があり、

この紐にダウンがボンドでつけられて、(推測)

オーストリッチが縫い付けられ、それを拠ったものです。(詳しくは分かりませんが)


  ダウンとオーストリッチの違い


ダウンとは水鳥の胸元の羽根です。

主な役割は保温。撥水する必要があり油分が多いです。

ダウンに油分がなくなると、しなやかさ、コシ、ボリュームがなくなります。


オーストリッチはダチョウの羽根です。

ダチョウは飛ばないし、泳がない、水浴びもあまりしない(知らんけど)ため、尾脂腺がほとんどなく、羽根の油分はもともと少なめ。



つまりどういうことかというと

・紐(綿、麻)

洗えるけど、長時間濡れていると縮む可能性がある


・ダウン

洗えるけど、洗剤による脱脂が大敵


・オーストリッチ

洗えるけど、素早く乾かさないと羽根どおしがくっついて束感、スジ感がでてしまう


という感じで特性の違う複数の素材がまとめまれているので、慎重に扱う必要があります!


  お手入れ方法


製造メーカーにお手入れ方法を問い合わせたところ、


基本的には洗わないでください。

特に中心部分、紐やダウンは水に濡らさないで。


汚れた場合はベビーシャンプーや中性洗剤などを薄めて染み込ませたタオルなどで優しく拭き取り洗浄成分が残らないように、何度が水ぶきして。


とのことでした。


ダンスで羽根が汚れるのって、化粧がつく、踏む、汗がつく、など汚れる部分はオーストリッチの部分なので拭きとるだけで十分ですよね。


あとは濡れたまま放置しない。

すぐに冷風のドライヤーなどで羽根どうしがくっつかないように、一本、一本が開くようにして乾かす。


そして

わからなければプロに任せる!!


  ドレスの洗濯

私はドレスは着たら洗いたい派だし、

できれば洗って欲しいと思っています。

(ただし、つけ置きはお勧めしません)


オーストリッチも洗えるという認識だったんですが、羽根単体とドレスについた状態では事情が変わってしまうというのを知る機会がありました。


ドレス屋として、

もっとドレスのお手入れが簡単に、

そしてわかりやすくなればいいなと思いました。