さてさて。
発表会まであと2週間ちょっとです。
でも筋トレ、ストレッチ、、サボッてます((;゚Д゚)))))あわわ。

で、本番まであと少しなので、最後の過去作品をご紹介♡
(今回は文章めっちゃ長いですよ(。≖ิ‿≖ิ))

こちらは、2016年春の発表会のソロルーティン、タンゴ用に作ったドレスです。
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そうです。
たった一回の1分半の為に1ヶ月以上を費やして作ったんです。。
すごい情熱だわ‼︎笑

曲はエレクトロタンゴの
ラ・クンパルシータ

私の中でラ・クンパルシータはグリーンのイメージでした。
(タンゴと聞くと赤と黒をイメージする人が多いのですが、私的に赤と黒はフラメンコのイメージかな、、)


【お題】
●サテン(初挑戦、苦行かと思った)
●スリット(サテンスカートのスリットなんて苦行の極み)
●デザイントップス(初挑戦)
●ヨーク切り替え(初挑戦)
●長袖・手甲(初挑戦)

【反省点】
●トップスの生地の選択ミス
(色を優先して1way生地で作ったため、実際に着るとシワがでる)
●レオタードのガース寸法不足
●首の詰まり具合が中途半端
●ドレスを縫いながら、デザイン変更を繰り返し、背中の開きが中途半端に(T_T)

もーねぇー。このドレスは本当に思い出深い1着になりました。
辛かったぁ。。(T_T)

3枚目にして無謀な挑戦をし、壁にぶち当たり、悟りを開いた1着です。笑

今では、糸を解いてやり直すことに何の抵抗もありません( ̄ー ̄)
無の境地です。


本当に、いろいろ勉強させて頂きました。

はい。まず、サテン。

「キレイだし、絶対サテンでしょ♡」
なんて軽い気持ちで選んで大失敗‼︎
縫うの激ムズ‼︎
縫ったら、波打つの。なんで?

ダンス友達のパタンナーさんに話したら、「サテンなんてやってるの⁉︎一番縫うの難しくて、みんな嫌いなのよ⁇」と。

(・Д・)ノ?

そーなの?
知らなかった 。。
だって文化祭や体育祭でお馴染みの、みんな大好きつやつやサテン生地でしょ?

難しいのなんて、知らないよー(´Д` )

本当、素人って怖いわ。
と自分で驚く。笑

そんな訳でサテンを縫ったことで

・針の太さ
・糸の太さ
・上糸、下糸の調子
・押さえの強さ

の重要度を勉強させて頂きました。
でも、これ基本のキ、、ですよね?笑
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でも、実際にこんな波打った状態の服が販売されてる現実。。Oh Nooo!!!



そしてスリット。
振付を考慮すると、どーしてもスリットは外せなかった‼︎ 
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ね♡どや顔で足上げ。笑


フレアースカートにスリットを入れるということは、説明するのが難しいのですが、
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この写真のようにスリット部分がバイヤスになって、ウネウネMax‼︎になるので工夫が必要でした(´Д` )



更に、長袖。
普通の2wayニットではなく、パワーネットでの長袖。
2wayニットに比べて、硬いパワーネット。同じ型紙でパワーネットを縫ったら、腕がピチピチ。しかも腕をあげる度に脇がパンク。本番で、腕をあげた時に脇がパンクしたら、、、

ダ、ダサすぎる(´Д` ;)‼︎



そして、日々、嫌になるくらいミドリの生地を見てると、、、

なんか、、、

このドレス、、、

亀みたいだな、、( ̄ー ̄)
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頭からタートルズのイメージが離れず、縫い始めたのに、デザインを変更したりして、縫っては、ほどき、
縫っては、ほどき、、、
急遽背中をあけることにし、布を切ったら、背中を反った時にタルミが出て、最後は妥協してこの形に落ち着く。という散々な結果に。

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本当は黄色のラインにしたかったのですが、多少見た目が良くなくっても、踊ってる時の着心地やフィット感を優先することにしたのです。

なぜ?

なぜなら、主役はダンスだからぁ( ´Д`)、

どれだけシルエットがキレイでも、着心地が悪くダンスの邪魔をするようでは意味がないのです。
えーん(つД`)ノ

しかも、今回はとっても素敵なルーティンを作ってもらったので、なんとしてもドレスもダンスも完璧に仕上げたかったのです。。

でも、そんな想いも虚しく、本番当日は先生の顔面に肘鉄をお見舞いし、(アメリカンならでは。ですね、、)激しく動揺。
先生は何も無かったかのようなプロフェッショナルポーカーフェイス、
その顔に余計動揺する。笑
パフォーマンスが落ち、
ドレスも踊ってくれず、
苦労して縫ったスリットも肝心の見せ場で役立たず、
散々な結果に終わりました(T_T)

撃沈とは、まさにこの事なのね、と。。

ドレス作りもそうですが、ダンスの練習も頑張ったのに。。
悔しかったんです。。本当に。

いつもなら、多少失敗しても、100%の力を出せれば、問題ないのですが、今回はお気に入りのルーティンで、力を出しきれなかったのが、悔しくて、悔しくて。。

やっぱりダンスが大事なのです。
どれだけ、素敵なドレスを用意しても、ダンスで後悔が残っては意味がないのです(T_T)

パフォーマンスを完璧にするためのドレスへの想い。

でもダンスあってこそのドレス。

ドレスにはダンスの失敗をカバーしてくれるほどの力は無い、、

そんなこんなで、本当にいろいろ勉強になりました。
この経験を大事にしたいと思います。

失敗したルーティンは、スタジオパーティで踊る機会があり、発表会後にブラッシュアップし、無事に悔しい気持ちを昇華させることができました♡

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本当に、キレイで、着心地がよく、なおかつよく踊る服を作るって大変なのね(´Д` )
と、痛感した思い出たっぷりのドレスです(^^;;♡

さ、秋の発表会はどーなるでしょう‼︎
失敗してもいいから、力を出し切って気持ち良く踊りたい♡♡