10月26日、アートサイト・ニュースレターの
取材でいらしたSさんを案内がてら、
サンコファのプレイバックシアター公演に行きました。
A先生とMさんもいっしょにのんびり歩いて会場へ。
プレイルームを開設しているTさんのお宅での
公演でしたが、たくさんの人がいらしていました。
プレイバックシアターとは人の内面を演じる即興劇。
全く予備知識を持たずに行ったので、
その形にびっくり。
観客などの参加者が自分の話をして、
それをアクターが演じてくれるのです。
この日のテーマは「老い」。
老いにまつわるお話を、手を上げた観客が
自分の立場や介護する立場で語り、
HちゃんとAちゃんが即興で演じます。
プライベートな悩みや葛藤そして、喜びなどが
可視化されると、じんわり涙がにじんでくる。
私がうれしかったのは、
それぞれの人のお話を聞くときに
観客のおばちゃんが、うんうんそうだねと
相づちを打ってくれること。
誰かに共感してもらうって
こんなに嬉しいことなんだと思った。
HちゃんとAちゃんの息の合った劇は
即興とは思えないハーモニー。
生きてる~って実感できる躍動感。
そこにはきっと究極の共感が存在するに違いない。
みんながほのぼの温かいものに包まれて終わったこの公演、
とてもよかったです。
街角アートラリーの一環ではないけど、
サンコファ次の公演は、12月3日(月)。
この感動をぜひ体験してみてね。