若きアーティストたち | e-julian let-it-be

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日々、徒然なるままあるがまま。



5月27日、4人展に行ってきました。
ちょうど近くに用があって都内に出ていたので
ついでに行こう行こう~と思って。

「多摩美術大学造形表現学科4人展 GENOMICA」
と題する展覧会。とってもよかったです。

毎日次から次へと新しいモノを追いかけて
息切れする昨今、ゆっくり絵と対話する時間は
愛おしい。

ちょうど面識のある辻本くんに会えてかな~り
長い間しゃべってしまったけど(おじゃましました)、
でもいろんなことを教えてもらってよかった。

辻本くんのテーマは「エクトプラズム」

エクトプラズムとは
霊能者などが、口や鼻から一種のエネルギーのようなものを出して
霊を物質化したり視覚化したりするもの・・・
らしいが、難しい話はさておき
辻本くんの日本画は心に残像が残る印象的な作品。

ヤシャの実を煮出した液体を和紙に塗って古紙風にした地に
天然の鉱物などからとった絵の具をのせた独特の雰囲気。

私は、中国の昔話『聊斎志異』をふとイメージした。

他3人、おがぴーと遠藤くんと鈴木さんの作品も
それぞれのよさがあり、
若きアーティストたちの息づかいが聞こえるよう。

29日(日)までです。
行ってみてね。

聊斎志異〈上〉 (岩波文庫)/蒲 松齢
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