仙台に行ってきました。1日目 | e-julian let-it-be

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日々、徒然なるままあるがまま。


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5月7日と8日、仙台へ行ってきました。

7日、朝8時に新宿発の高速バスに乗って出発。
高速バスに乗るのは学生時代以来のような・・・。

今回の旅の手配はすべて友人のSさんに任せたんだけど、
このバスは、片道3800円でリーゾナブルながら快適。
この間乗った飛行機より、ずっとゆったりシートで、
手作りバナナマフィンをほおばりつつ、おしゃべりに花がさいた。

途中休憩の安達太良SAは、ちょうど原発の双葉町から真西へ60キロ。
やっぱこの辺はマスクは必要かも・・・
と思ったけど、マスクしてる人は二人くらい。

報道で見る福島は何となく暗いイメージがつきまとうんだけど、
実際、車窓から見える風景は、のどかで穏やかで緑が輝いてて
毎年くり返されているだろう普通の田植えの風景。

自然のあまりの当たり前さに、今回人間が起こしてしまった事の
重大さがぐっと胸をつきあげてくる。

那須を越えたあたりから、道路に亀裂が入っていたり、
瓦が落ちている家があったり、地震の痕が見え始めてきた。

13時10分、仙台駅到着。
連休で渋滞を心配してくれた友人もいたけど、
車自体それほど多くなかったんじゃないかなぁ・・・。

予定は決めないで来たので、気の向くままに・・・
ということで、松島に行ってみることにした。

仙台から、東塩釜までJR仙石線。
そこから先はまだ復旧していなくて、JRの代行バス。

松島自体は被害がそれほどひどくなかったようすで、
風光明媚はたぶんそのまんま。
でもやっぱり、津波の跡はなまなましい。

シャッターが壊れ、営業再開がままならないお店の横を、
ずんだ餡の薄皮たいやきを食べながら歩いた。

帰り、東塩釜の漁港の方を歩いてみた。
こちらは松島と違って、ヒドい被害。

船もひっくり返っているし、倉庫みたいなところはぐちゃぐちゃ、道路も陥没。
そして、無人。

見かけはもう普通に戻っている仙台市街地とこの沿岸部とのギャップに驚いた。

でも、翌日会ったNPOの人は
「もう、仙台市内の人なんかは普段と変わらないように
見えますけど、でも、みんな被災者なんです。
身近な人を亡くした人もいるし、傷ついています。
だから、首都圏や被災地でない人の支援が必要なんです」
と言っていました。

翌日訪れたその団体の事務所がある「夢メッセみやぎ」の被害は、
それはそれはすさまじいものでした。

つづく


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営業ままならないお店。こんなお店がちらほらと

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ずんだ餡のたいやき。初めて食べた

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東塩釜。後ろの建物のガラスもめちゃめちゃに