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Juliwolfmunのブログ

腐女子じゃなく主腐じゃないかと自負するもののブログです。
ここのサイトの作品は、二次創作であって、出版社様・原作者様とは全くもって関係がございません。

*ACFFⅦのセフィロス戦後を捏造したところから始まるお話です。
捏造が許せない方は、お読みにならない方が賢明です。
許せる!って方のみお読みください。




「思い出の中でじっとしていてくれ…」


「私は、思い出にはならないさ…」



カダージュとリユニオンした片翼の英雄が身体から発した、多分ライフストリームの欠片だろうものが、一帯をまるでウータイに生息するらしい季節外れの蛍のように宙を漂っている。

「これで、終わったんだな…。」

そう思いに耽っていると、後ろから残されたロッズやヤズーが何かを語りかけていた。
「一緒に行こうよ…兄さん…。」
彼らの身体にも、ライフストリームの欠片が降り注いでいたため、既にライフストリームに取り込まれようとしていた。

彼らは寂しさからか、俺をも巻き添えにして還るつもりらしい。
俺は実際はそうしてもらっても構わないのだが、こんな形でライフストリームに還るのは本意ではない。
大切なあいつからもらったこの命、セフィロスの思念体になぞ自由にさせてたまるか!と、改造銃を俺に向けている二人に止めを刺そうと懐に飛び込もうと踏み出した瞬間、先程倒したはずのセフィロスが二人を吸収していった。

『イヤだ!兄さん、助けて!』

俺をも巻き添えにしようとしていたくせに、自分は嫌ならしい。

「お前達は私の分身だ。本来はカダージュ一人の予定だったのだが、手違いで三人に分裂してしまった。だからお前達が私の元に吸収されることは何ら問題はないのだ。」

ヤズーは涙を浮かべながらも、本体であるカダージュを取り込んだセフィロスの力には到底勝てるはずもなく、何事もなかったように奴の中に取り込まれて行った。
三人の身体を得たセフィロスは、先程の戦いの時より身体が現実的になっていた。

「やはり思念体より身体がある方がよいな。」
余りにもの勝手な言い草に、自分の事ではないのに不快感を感じたクラウドは、眉を潜めてやつの言い分を聞いていた。
「私が眠りに着いてから、私最終目的はなクラウド…お前の身体を戴く事だったのだ。その純粋なジェノバ細胞で作られている身体は私の受け皿に相応しいのだ。」
「っ!」
「だか、お前は私の…いや、お前に施術を施したあの忌まわしき宝条すら予想だにしなかった程強くなって、お前のその身体を手に入れることは無謀な事だと悟った。だから、北の大空洞に残っていた僅かなジェノバ細胞を利用して、カダージュを作ったのだ。彼らに私が言い渡した命令は『神羅に残っているだろうジェノバの首を手に入れてくる事』だったのだが、思った以上に優秀だったため、あいつらは自身で身体を持ってしまった。ククク、お陰でこうやって私も復活を遂げることが出来たのだがな…」

そういって正宗に手をやった所でセフィロスの身体がよろめいた。
どうやら先程の一戦の疲労がまだ癒されていないらしい。

「クッ!まだこの身体を完全に自分の物に出来ていないようだ。だが
…」

そう苦々しく呟きながら、セフィロスは俺に向かって正宗を振り下ろそうとしていたその時ーー




「いい加減にしろよ、おっさん。」



それは、自分の心の中で片時も忘れたことのない懐かしい声だった。

「ったくよ、これだけ人様に迷惑かけていて、まだ気が済まねえのか?」
「っ、貴様は!」
セフィロスが声のした方に振り向くと、その声の主はセフィロスの正宗を握った手を掴み、そっと正宗をその手から奪った。

「無理だろ?、その身体じゃクラウドには勝てねーよ。あんたもわかっているだろう?」
「…お前は……?」
「俺がソルジャーになったときに言ったろう?俺は何があってもあんたの背中を守ってみせるって。あんたの背中は俺にしか守れねーんだ。」
「……あいかわらず煩いな、仔犬。」
「あんた、リユニオンを急ぐあまりに全ての記憶を封印してきたんだろ?ただ唯一クラウドのことだけを除いてな。多分、俺の事も忘れていただろ?」

そう言ってセフィロスの銀色の髪を
一束手に取りそれに口付けを送った。

俺が目の前の光景を見て、驚きのあまり声を出せないでいると、その男は俺の側に近寄ってきて、その懐かしい腕で俺を抱きしめた。

「クラウド…頑張ったな。」
「ザックス…?」
「ああ、そうだ。」

俺はザックスに褒められた事が嬉しくて、流れる事のない涙が出そうになった。
でも、ザックスは俺の目の前で死んだはず。俺が嬉しさと疑いとで混乱していると

「なんで俺がここに来たか説明させてくれ。」

ザックスはそう言って話し始めた。

「昔俺がソルジャー候補生だった頃、俺はそこのおっさん達First三人が暴走した時のトリガー役として俺はソルジャーになれと、宝条博士から命令された。」
「だから俺は、他のソルジャー達より若いうちにソルジャーになり昇進も早かった……」

彼の口から聞かされたその事実は驚くものだった。



2014/01/03

See you next time!