「ここは誰かのお墓なの?」
「ああ、俺にとっての英雄が眠ってる…」
「クラウドにとっての英雄?」
「ああ、今ここに俺が存在するのは彼が俺を守ってくれたからなんだ…」
「大切な人だったんだね、クラウドにとって」
「ああ…」
僕がつい先日から開校された、勉強のできる大人たち有志で開かれた青空学校から帰って来ると、まだ準備中の札を掛けたままの店内から、大人の声が聞こえてきた。
聞こえてくるのは、少し苛立ったティファの声と聞き覚えのない男性の声だった。苛立ったティファはクラウドですら手に負えないのだ、子どもながらにそういうことは学習していくので、このまま店に入っていくと、確実に自分に矛先が向くだろうと察して裏に回り静かに気づかれない様に店の厨房で聞き耳を立てることにした。
「あなたに会わせるわけにはいかないわ!」
「どうして?ただ一目会うだけでいいんだ…会わせてくれよ?なぁ頼むよ」
「やっと…本当の家族になれそうなのよ!あなたにそれを壊す権利はないわ!」
「そ、それは!」
「とにかく帰って!そしてもう二度と来ないで!」
話の内容から、この男の人はクラウドに会いに来たんだという事がわかった。僕はふと、この前あの丘でクラウドから聞いた話を思い出した。
(この人をこのまま帰しちゃいけない)
僕は、小走りに二人の前に走り出た。
「クラウドに!クラウドに会ってあげて!」
「デンゼル!」
「!」
「クラウド、いつも寂しそうにしてる…そして耐えられなくなるとあの丘に行くんだ。ずっとあなたの事を思って泣いてるんだよ!」
そして僕はティファの方に向いて叫んだ。
「ティファにクラウドが幸せになる事を止める権利はないっ!」
ティファは驚きの顔を見せて何か言おうとして口を開けたが直ぐに閉じてしまった。男の人はふと優しげな笑顔を見せて僕の頭を撫で回した。
それは遠い昔に失ったママのそれを思い出すものだった。彼は僕の頭から手を外して、ティファの方へ向き直った。
「お願いだ、俺はクラウドに会うためにリハビリを重ねて努力してきた。本当はもっと早くに来るべきだったのだろうけど、身体が思う様に動かなくて…」
「…もういいわ!わかったわよ!…なによ、みんなして…これじゃまるで私が悪者みたいじゃない…もう!勝手にしなさいよ…」
「ティファ?」
「もうしばらくすれば帰ってくると思うわ。今日は近場の配達のみだって言ってたから。」
「ありがとう…ティファ」
そう言って男の人は満面な笑みを浮かべていた。
そして時計の針が一周する頃、奇跡の再会を果たした養い親の幸せな泣き顔が見られたのは、僕にとってもとても幸せな事だったーー
2015/06/18
FF7リメイク決定に際して。
えー、余談ですが私はリメイク反対派です。条件付きで。
全くストーリーを変えずに、キャラを変に推したりしなければリメイク歓迎なのですがね。今のままだとまず女武闘家さん推しまくるでしょ?嫌な予感しかないです
それにPS4買わないと…いらないんだけどなぁあれ。だって欲しいソフトがほとんど無い。
あっ、何を隠そう私は任天堂派です(笑)あのポップな色彩が好きなの。他のゲーム会社のはセピア色だったりモノクロ調だったりするし、ドンパチゲームだったりエロ推しだったりするでしょ?
ゲームをやる時ぐらい何も考えないでやりたいの。だから任天堂機は発売日に買ってる。GC以外は。今はスプラトゥーンのヒーローモードにハマってます。あれはこれぞ任天堂!って感じのゲームですね。