青い鳥逃げた2 | Juliwolfmunのブログ

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腐女子じゃなく主腐じゃないかと自負するもののブログです。
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トレーニングルームに行くと、金色の髪をピョコピョコさせながら、剣術の訓練に勤しんでいるクラウドを発見した。

声をかけようと近づくと、側にもう一人黒い服の男が居ることに気がついた。

(あれは?…アンジール?なんでアンジールがクラウドと??)
自分の目撃したものに納得いかず首を傾げていると、隣から自分より不機嫌そうな声が聞こえてきた。

「お前のヒヨコだろう?あれは。何とかしろ。」
相変わらずの高圧的な発言は、英雄と呼ばれる男のものだった。

「ヒヨコ言うな!でも何でクラウドがアンジールと??」
「ふん、あのヒヨコがトレーニングで手持ち無沙汰そうだったから、アンジールが相手をかってでたらしい。私の遊び相手を取るんじゃない。早く何とかしろ。」

何とかしろと言われてもなぁ…。チラッと隣を見るとどうやら英雄殿は限界らしく、マサムネに手をやりつつある。
このままだとトレーニングルーム一つ使い物にならなくなりそうだ。
遠くからチラチラと研究員の、なんとかしてくれ!勘弁してくれ!の視線を感じるようになってきたので、仕方がなく中に入って声をかけることにした。

「アンジール!外でセフィロスが我慢の限界にきてるぜ?あのままほっておくと、確実にトレーニングルーム一つ消滅するな~うん。」
アンジールは露骨に大きな溜息をつくと、クラウドに
「すまないがここまでらしい、後はあいつに相手してもらえ。ああ見えても、あいつは次の1st昇格の筆頭株だ。それに仲いいんだろ?」
「仲?あ、はい…あ、ありがとうございました!アンジールさん。」
「いや、君は筋がいい。このままトレーニングを続けて行けば、ザックスの所までいけるだろうな。」
「えっ?いえ、行けるだけじゃダメなんです。超えるぐらいじゃないと。」
「そうか、頑張れよ。」

そう言ってクラウドの頭をグリグリと撫でて、アンジールは出て行った。すれ違いざまに「悪かったな」と謝罪の言葉を残して。

トレーニングルームについに二人っきりになって、どちらとも声を発しないで数分後、クラウドは荷物をまとめ始めた。
このまま出て行くつもりらしい。

俺は堪らず出て行こうとするクラウドの腕を掴んだ。

「離してよ。」
クラウドの方を見ると、俯いてしまって全くこっちを見ようともしていない。
「なあクラウド。そんなに俺に話しかけられるのいや?」
「…」
「なあ?俺とクラウドはトモダチ、だろ?」
「…じゃない」
「ん?」
「ザックスなんてトモダチじゃないっ!」

そう言ってどこから出たんだその馬鹿力?と思う位の力で、俺の腕を振りほどいてトレーニングルームから出て行ってしまった。

トモダチ、じゃない?
ザックスの頭の中でクラウドが叫んだ言葉がいつまでもリフレインしていて、その場から離れることができなかった。

2014/8/22


たまにはこういう話もいいんじゃないかと…
乙女心(?)がわからないザックス。
本心を伝える事が出来なかったクラウド。
まあ、よくある話です(現実は男女間でだけどね。)