デリケートな内容ではあるが、最近自分の中で腑に落ちたことがあるので書くことにした。
私は20代で結婚し、30才のときに離婚した。
子どもを望んでいたが、結婚生活はうまくいかなかった。最後は「子どもがまだいないうちに」といったことも離婚を決断する要素となった。
そこから10年を経て、子どもを持つことに対する自分の気持ちに変化があった。
私の周りは、30後半からの結婚が多く、不妊治療に取り組みながら出産したケースもよく聞く。
そうした事実を知り、自分に問うてみる。
「今、子どもがほしいか」と。
今というか、アラフォーの自分にとっては、残された時間は少ない。
結婚にしても、妊娠にしても、周りの様子を知り焦る人が多い。
だから自分もそうかと思った。
けれども、歯切れのよいイエスという返事は出てこない。
自分でも不思議だった。子どもが嫌いでもないし、かつては子どもができずに悩んだ時期もあった。
「子どもを産みたい」と思うのが自然発生的な気持ちならば、そう思わない自分は、人にはある母性が欠落しているのかと、一瞬疑った。
と考えていた矢先、YouTubeである動画を見た。
病気で子宮を摘出した女性が、子どもを産めない自分を責め、婚活にすら希望を持てないと相談する内容だった。
そこでとある有名人が、「あのね。人を育てるって、子どもを産んで育てるだけじゃないの。会社で人を育成したり、そうやって人を育てている人もたくさんいるのよ」とスパッと答えた。
合点がいった。
ここ数年、仕事で一番育成に私は力を入れている。自分の損得関係なしに、仕事の域を超えて関わることもある。
そこにやりがいを感じているし、今の会社では特に情熱を注いでいる。
自分が「自分の子どもを産む」ことに執着しなくなったのは、これが理由だと気づいた。
ペットを可愛がったり、後輩を育成したり、地域の人のお世話をしたり、何かしら人間は愛情を与え与えられで生きているのだろうけれど、その方法はたくさんあり、自分に合うものを選べばいいと気づいた。
