ジェンダーバイアスを意識する時代において、私が単に妻側だけを批判したい訳ではないことを断っておく。
ここで伝えたいことは男性に肩入れすることではなく、社会に出て働くことの大変さや男性の特性、夫婦間のコミュニケーションについてである。
そこを理解せずに、旦那さんに言ってはいけない言葉を投げかけ、夫婦関係が悪くなるケースをよく聞く。
例えば、家で頭が回らない旦那さんのことを蔑んだり、よく知らないのに旦那さんの仕事のことに口を挟んで批判する奥さんがいる。
社会に出るとは、神経をすり減らし、最大限頭を使って戦略を立て、上にも下にも気を使い、結果を出さねば存在価値すら奪われるような状況で働くことをいう。(ある程度のキャリアを積んでいるならば、男も女も関係ない)
男性の性質上、女性ほどの図太さや器用さを持ち合わせていないことが多い。それゆえ緊張が緩んだときに男性が家庭でミスをしたり、反応が鈍いことは往々にしてありうる。
それを指摘して、上記のような言ってはいけない言葉を女性側が言うと、夫婦関係に一気に亀裂が入る。
もちろん今の時代、男性も家事を行い、子育てをする。そこを女性だけが担えとは、さらさら言うつもりはない。
ただ、家庭での気の緩んだ男性の姿を見て、感情的に批判するのは、短絡的である。
言葉は刃物である。
いくら夫婦であっても、信頼関係がずっと続くわけではない。
かたちの関係は続いても、心が離れた夫婦はたくさんいる。
言葉のチョイスや発言する場面、全体を見た状況把握と相手の性質を理解して、コミュニケーションはとったほうがいい。


