最近、父親の存在が良いブレーキになっていると感じる。
自分が社会に出るようになって気づいたが、私の父親は出世できるタイプの人である。
上に迎合することができ、感情を伴わずに身近な人を切り捨てることができる。
外面は良いので、周りの人にはとても当たりの柔らかい人に見える。
ただ身内の家族からすると、非常に冷たい人であった。
私の母と別れ、父は他の人と再婚しているが、全くブレることなく、前の家族との関係を断っている。
仕事であれば感情に流されない姿勢は称賛される。
ただ、プライベートでそれをするのは、私の生き方とは異なる。
私は父の血を引いてるため、ドライに計算することは私も割とできる。
何ならば感情的な母よりも、アスペルガーの性質が強い私は、父と話す方が話はしやすいはずである。
ただ、そんな父に見放され傷ついた母や兄を私は見てきた。(この2人は要領が悪く、父との相性は最悪であった)
仕事はできるし、出世もできる人だと、その点では私も父のことを評価している。
けれども私は父とは違う生き方にこだわっている。
アスペルガー気質を利用して仕事に打ち込むことはするが、身近な人こそ大事にしたいと考えている。
ドライにものごとを計算してしまう時や、感情論の母とのコミュニケーションで頭を抱えた時に、冷静すぎる考えが頭をよぎる。
ただ、「それでは父親と似たような生き方をしてしまう」と気づく。
私が少しでも人間らしく生きられるブレーキは、父という存在がいるからである。


