<高校生ケーススタディ> 

 

高2男子> 数学をやり過ぎる

 

<事例>

 

Yくんは理系。

数学が得意。

 

将来は国立大、できれば上位校に進みたい。

 

 

Yくんの高校は課題が多い。

5月の連休など、何センチ!! という厚さの課題が出た。

 

なかでも多いのが数学。

その中でもよく出されるのが模試の過去問。

 

時間がかかる問題が多い。

 

とはいえ数学が好きなYくんは、それに正面から取り組んでしまう。

解けると、けっこう面白いという。

 

 

ただ弊害もある。

他の科目を勉強する時間がなくなってしまうのだ。

 

とりわけ英語。

 

2年生になってそれに気づいたYくん。

少しずつ英語の勉強時間を増やした。

 

すると徐々に成績も伸び始めた。

 

が、気づくといつの間にか数学を勉強していて。

英語は後回しになる。

 

せっかく伸びてきた英語の芽。

摘んでしまわないか不安がある。

 

 

<分析>

 

読んでいて、つい笑えました。

なんかね、高校生の時の自分を見ているようで。

 

「私もこんなだったよなぁ」

懐かしく思い出しました。

 

・・・

 

さて、対処法。

 

数学が好きなら、そのまま突っ走るといいですよ。

それが将来を切り開いてくれますから。

 

 

ただね、勉強する教材は選んだほうがよいです。

 

アレコレ手を出すのは不可。

あと栄養価が低い教材も不可。

 

「栄養価が低い」というのは、勉強してもあまり点数が伸びないということです。

模試の過去問がその典型例。

 

逆に「栄養価が高い」ものとは、一冊の本になっているもの。

これは手間暇かけただけあって、よく出来ています。

 

 

おすすめ本:

黄チャート(数研出版)

 

理系なら、これだけで1A・2B・3Cと厚い本が3冊もあります。

ですから、さらにやる所をしぼる。

 

「基本例題」が一番のおすすめ。

 

これを2周3周して暗記してしまう。

これが効率のよい勉強法だと思います。

 

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