<グループコンサル> 

 

高3女子・母A> 芸大、諦めます

 

<質問その3>

 

娘なりに、いろいろ迷ったようですが。

 

結局、自分にはそれほど才能がない。

この先、1年浪人しても、たぶん芸大には受からないだろう。

 

そう感じたようです。

 

 

それで、芸大を受験するのは諦め。

いえ、それどころか、画家としてやっていくという道も諦めたようです。

 

芸大に1次審査で落ちたこと、私立の美大も受からなかったこと。

それでふんぎりがついたようです。

 

・・・

 

将来は美術の先生がいいかな。

そう思い始めたようです。

 

まあ、そこは慌てて結論を出さなくていいので。

 

 

塾長がDさんにアドバイスしたように、娘もこの春、大学のオープンキャンパスに出てみることにしました。

 

美術の先生になれる大学、あるいはもう少し広く美学を学べる大学。

そこを中心にホームページを調べ始めています。

 

・・・

 

こんなに大きく進路が変わるとは。

少し前までは予想もしていませんでした。

 

親も子も、将来は美術の道で食べていく。

そう思い込んでいましたから。

 

展開の速さに驚いています。

 

 

<回答>

 

そうだったのですか。

でも、よく考えたうえでの結論なら、それで良いと思います。

 

それに、何より一度は芸大に挑戦した。

これは大きな財産として彼女に残るはず。

 

 

逆に挑戦しなかったら、一生「あの時、挑戦していれば・・」という思いが残るかもしれませんし。

 

・・・

 

美術の先生というのも、なかなか良い選択だと思います。

 

「常識的なところがあって、会社勤めに向いている」

お母さんは、そう評価してましたものね。

 

 

オープンキャンパスもいいですね。

 

実際に大学の空気に触れてみて、教授や職員の方とお話ししてみて。

あるいはキャンパスを歩く学生さんを見たり、学食でランチしてみたり。

 

そういうもので、自分に向いているかどうか分かりますから。

 

 

必ずしも教育系の学部だけじゃなく、幅広く美学を学べる学部もいいですね。

 

将来の道は美術の先生と決めつけるのではなく、美学を専攻していく道や一般企業に就職する道もありますから。

 

ここまでお疲れさまでした。

ホッとひと息ですね。

 

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<高校生ワンポイント:合格報告> 

 

高3男子> 数学の2次試験

 

<質問>

 

塾長、やりました。

県立大に受かりました。

 

推薦入試から挑戦。

それがダメで一般入試へ。

 

共通テストはまずまずでしたが、2次の数学で苦戦。

過去問やっても、きびしくて。

 

そんな時、塾長から2次の乗り切り方を教わって。

あれで吹っ切れました。

 

 

<回答>

 

合格おめでとうございます。

よくやりましたね。

 

Aくんはひたむきで。

あの姿を見せられたら、こっちも応援したくなりますよ。

 

彼には、そんなパワーがありました。

 

・・・

 

2次の数学は4問。

 

彼は真正面からそれに取り組んでいましたが、苦戦。

そこでコツを伝えました。

 

 

1 合格ラインは6割

 

彼は8割くらいを目指していました。

無意識に、ですけど。

 

確かに共通テストを基準に考えると、「8割」という数字もうなずけるのですが。

 

2次は難しいので、そんなに取れない。

6割と知って、どこかホッとしてました。

 

 

2 問題には難易がある

 

4問のうち1問は、多くの人が出来るもの。

ですから、これを確実に取る。

 

逆に1問は、まず出来ない。

ですから、これはパスする。

 

残り2問は出来る人もいれば出来ない人も。

ですから、このうち1問を取る。

 

あとは部分点をプラスして6割に乗せる。

こんなイメージです。

 

 

ですからポイントは、4問の難易を見極めること。

そんな意図で過去問をやってみることが大事ですよ。

 

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<グループコンサル> 

 

高3女子・母B> 美大、行きません

 

<質問その3>

 

娘が出した結論が、これです。

そして来年、芸大を受けるといいます。

 

ビックリしました。

 

 

やはりAさんの娘さんのことが、彼女には影響を与えたようです。

 

2年生から予備校に通って芸大を受験した。

一方、彼女はA高の美術部で磨いた技量だけで勝負した。

 

そして私立の美大に受かった。

ならば、1年みっちり予備校で学べば、芸大だって受かるんじゃないか。

 

そう考えたようです。

 

・・・

 

美術部の顧問の先生は「もったいない」と言ってくれました。

その言葉は嬉しかったのですが、彼女の決心は変わらないようです。

 

 

他方、主人は賛成してくれました。

 

思えば彼自身、会社勤めをやめて国立大・歯学部に再入学しています。

学生のときは授業とバイトのかけ持ちで大変だったようですが(笑)

 

 

幸い今は医院の経営も順調。

娘の夢を応援するだけの経済的余裕もあります。

 

あと1年やって、はたして芸大に受かるかは微妙でしょう。

でも、ダメだったとしても彼女なりに得るものはあるでしょうね。

 

 

<回答>

 

そうなんですか。

思い切った結論を出しましたね。

 

はたしてこの挑戦が吉と出るか、凶と出るか。

それは分かりません。

 

でも、1年間みっちり予備校で絵を学んでみて。

その力量で芸大に挑戦する。

 

夢がありますよね。

 

 

さらにご主人も応援してくれる。

これも素晴らしいですね。

 

彼自身も転身して歯科医になって。

そして医院を開業し、成功した今がある。

 

娘さんを信頼しているし、将来も楽観的に見ているのでしょう。

それも素敵だなと思います。

 

・・・

 

それにしてもAさんとBさん、まさに進路が逆転しましたね。

 

Aさんの所は逆に芸大を諦め、別の道へと転身していきます。

それぞれですよね。

 

で、それぞれがその人にとっては正解なんです。

自分の正解は自分で見つけるしかありませんから。

 

 

AさんとBさん、同時にグループコンサルを受けてくれてよかったです。

どちらか一人だけだと、不安になることもあったでしょう。

 

お互いの存在が心強いはず。

とても良いご縁ですね。

 

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