<受験生ケーススタディ> 

 

高3女子> 薬学部と物理

 

<事例>

 

Dさんは薬学部志望。

できれば国公立大がいい。

 

ただDさんがこの進路を決めたのは、2年生になってから。

 

その時点で、理科の選択は生物と化学。

物理は取っていなかった。

 

数学は3Cまで学ぶコースにした。

が、物理を今から取ることはできない。

 

すると、大きな問題が出てくる。

 

 

それは国公立大の薬学部は、ほとんどの大学で入試科目に物理が必須。

その科目なしでは受験することができない。

 

これが私立大だと、物理を取らなくてもよい。

化学を選択できれば、それでOK。

 

ただ、私立大だと学費が高い。

しかも6年間。

 

さて、どうする?

 

 

<分析>

 

ちょっと盲点でしたね。

残念なことですが。

 

なかなか気づけませんよね。

国公立大の薬学部を受験するのに、物理が必要だなんて。

 

理工系じゃないですよ、医療系です。

「なのに物理なんて・・」

 

その気持ち、痛いほど分かります。

 

とはいえ、すでにサイは投げられた。

あとは前に進むしかないです。

 

 

えっとね、公立大の薬学部で物理がいらない所、あります。

全国にひとつかふたつ。

 

調べてみてください。

 

物理なしで国公立大・薬学部に挑戦するとしたら、そこしかありません。

あとは、やるか否か決断するだけです。

 

 

次に、私立大でも学費を安くおさえるなら、スカラーシップを取る。

特待生になる。

その道があります。

 

学力面でいうと、共通テストで国立大に合格できるくらいのレベル。

それがひとつの目安になりますよ。

 

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