不眠症の治療法3.薬理学的な原因による不眠症の治療
カフェイン・アルコール・ニコチンなどは、
摂りすぎなければ、さほど影響はありませんが、
不眠になるほど摂取するということは、
健康そのものにも害を及ぼしています。
お酒の飲みすぎや、タバコの吸いすぎが健康に悪い影響を
及ぼすことは誰でも知っていることですから、
不眠症の治療というより、健康のために控えるべきです。
紅茶、日本茶、コーヒーなどに含まれるカフェインは、
アルコールやニコチンと比べると影響は少ないものですが、
やはり過剰な摂取は控えましょう。
特に就寝前には摂らないようにしましょう。
また、ステロイド剤や抗パーキンソン薬、甲状腺剤はカラダへの影響が
大きいクスリです。
これらのクスリが原因で不眠症になる場合は、
かなり長期間に渡って投与しているか、強い薬剤を投与している
可能性が高いです。
かかりつけの病院で診療してください。
不眠症
不眠症の治療法2.身体的な原因による不眠症の治療
呼吸困難、糖尿病や前立腺肥大症による夜間頻尿、
アトピー性皮膚炎の痒み、かぜによる熱、その他慢性的な痛みなどが
原因である場合、当然ながらその症状を抑えることが重要となります。
こういった明らかな疾患は、出来る出来ないは別として対策は明確です。
あとは、出来るだけ体に負担を与えず、リラックスするように
努めることが重要です。
例えば、姿勢。
上を向いて寝ると自然にリラックスした呼吸になり、よく眠れます。
(ただし、横になったりうつぶせのほうがラクな人はそれに従ったほうが
いいです)
また、なるべく堅さのあるベッドやフトンのほうが
体は自然な体制をとれるので柔らかすぎて体が沈むような寝具は避けましょう。
不眠症
不眠症の治療法1.生理的な原因による不眠症の治療
不安定になってしまった、生体リズムを改善することが重要です。
人間は、太陽が昇っているときに活動し、沈んだときに休む動物です。
真っ暗闇で目が見えないということは、夜行性ではなく夜眠る生き物です。
海外旅行時や、交代制勤務、仕事の徹夜など、
やむをえない場合は当然あると思いますが、
人間として自然な姿ではないので、
できるだけ正常なリズムで生活するよう務めることが重要です。
不眠症
不眠症の原因5.心理的な原因による、不眠症
最も多いのが、心理的なストレスや精神的外傷を原因とする不眠症です。
強い緊張の中で仕事をしている日本の社会人は
常に神経が高ぶった状態になり、本来、神経が休むべき夜間になっても
神経の緊張がとけないためになかなか寝付けないことがよくあります。
また、一旦寝入っても、眠りが浅く、睡眠不足になり
「寝よう、寝なければ」と焦って、不眠症を誘発してし まうことがあります。
緊張が続く場合のほかには、辛い思いや嫌な思いをしたり、
気になることがあったり、悩みが深すぎたりすると不眠症の原因になります。
多くの場合その原因が解決すれば治りますが、
不眠に対する不安やこだわりがあると、
不眠症が慢性化して「神経質性不眠」という状態に陥ります。
一旦、このような心理的な不眠症になってしまうと、
夜眠れない苦しみと重圧から、なかなか不眠症から抜け出せず
長引いてしまうことも多いのです。
不眠症
不眠症の原因4.精神医学的な原因による不眠症
精神的な疾患が原因でおこる不眠症です。
うつ病を始めとして、多くの精神的な疾患で不眠症を併発します。
特にうつ病は、過明と不眠の両方の症状が出ることが多いです。
ストレスや・精神的な原因で起こった不眠が長引くと「うつ病」に
なってしまうこともあります。
また、精神疾患ではなくても、不眠症の原因 となる疾患もあります。
自律神経の機能が不全となる「自律神経失調症」などがこれに当たります。
さらに自律神経系に作用する薬が不眠症の一因になることもあります。
その他、痴呆症、アルコール依存症などが原因となる不眠症もあります。
不眠症の原因3.薬理学的な原因による不眠症
分かりやすくいうと、
カフェイン・薬・アルコール・ニコチンなどの摂りすぎが原因となる不眠症です。
コーヒー、お茶などカフェインの過剰な摂取は時に不眠症を誘発するのです。
また、少々のアルコールは寝つきよくすることもありますが、
過剰な摂取は睡眠の障害になることもあります。
睡眠薬の代わりにお酒を飲むことは避けるほうが賢明でしょう。
薬剤でいうとステロイド剤や抗パーキンソン薬、甲状腺剤などが
原因で不眠症になるケースも発表されています。
不眠症
不眠症の原因2.身体的な原因による不眠症
何らかの体の症状が原因で起こる不眠症です。
気管支喘息(ぜんそく)や心不全による呼吸困難、
糖尿病や前立腺肥大症による夜間頻尿、
アトピー性皮膚炎の痒み、かぜによる熱、その他慢性的な痛みなどが
これにあたります。
こういった明らかな疾患に加え、
睡眠時に呼吸ができなくなるという障害「睡眠時無呼吸症候群」や、
安静にしていると足先が痒くなったり、ほてったりする「むずむず脚症候群」、
睡眠中に足の筋肉が連続して痙攣(けいれん)する
「周期性四肢運動障害」など、一般的には知られていない疾患が原因で
不眠症になることもあります。
あとは、寝相が原因で不眠症になることもあります。
例えば、うつぶせで寝ていると内蔵が圧迫され、緊張するため
眠りにくくなってしまいます。
逆に、上を向いて寝ると自然にリラックスした呼吸になり、
内臓全体の働きも良くなり、よく眠れます。
敷布団の堅さによる背骨の圧迫が原因になることもあります。
柔らすぎるベッドやフトンで寝ていると、
背中の骨が布団にうずくまって背骨の両側の神経が圧迫され結果、
脳が刺激されて不眠症の原因になったりします。
比較的堅いところで上を向いて寝ると、
背中の骨が先に当たり、背骨の両側に通る神経は刺激されません。
その結果、深く眠ることが出来るといわれています。
不安やストレスで苦しんでいるなら・・・。 >>>
また、アメリカでは「胃酸の逆流が不眠症の原因になる」という
研究レポートも発表されています。
米国の多くの不眠症患者は、その原因として
「胃食道逆流症(GERD)」を疑われることが、
新たな研究で明らかになりました。
米ジェファーソン大学医学部(フィラデルフィア)の研究者らは、
医学的な原因を特定することができない睡眠障害がみられる患者を対象として、
睡眠の状態を観察したのです。
このうち数例には日中に酸逆流の症状が認められました。
この症状の患者に2~3週間にわたって、
酸分泌を抑制する薬剤であるプロトンポンプ阻害薬オメプラゾール20mgを
1日2回服用させたところ、その結果、重度の睡眠障害に酸逆流が伴う患者のうち、
数人に著しい治療効果が認められたという報告があります。
不眠症の原因が全くわからない場合は、睡眠薬を服用する前に、
家庭医や胃腸病専門医を受診してGERDかどうかの診断を仰ぐことも重要です。
不眠症
不眠症の原因1.生理的な原因による不眠症
主に、時差ボケ・昼夜逆転による生体リズムの変化などが挙げられます。
海外旅行時や、交代制勤務、徹夜など、
リズムが変わったときに眠れないケースです。
また、「加齢性の不眠」もこれに当てはまります。
老人は朝が早いと言われますが、
そのとおり、睡眠は生涯を通じて量・質ともに変化します。
普通は加齢とともに、朝早く目が覚めるようになったり、
眠りが浅くなったりします。
だいたい40歳くらいで朝が早くなったり、眠りが浅くなったりします。
このような生理的原因による不眠症は、
原因がハッキリしていますので、それほど苦しむことはないかと思います。
ただし、昼夜逆転が多すぎたり、リズムがバラバラすぎる場合は
長期間連続すると生体のリズム自体が狂う可能性があります。
仕事であればやむを得ませんが、若くても明らかに体には良くないです。
原因となる要素を出来るだけ抑え、不眠症を解消するよう努めることが
重要です。
不眠症と経済損失
2006年6月7日、新聞にこんな記事が。
『不眠症や睡眠不足による経済損失、年3兆5000億円』
日本大医学部(精神医学)の内山教授が発表しました。
教授は、眠気が起きる頻度や眠気があるときの
作業効率の低下、欠勤・遅刻・早退の頻度、
過去1年間の交通事故の有無について調べました。
不眠症など睡眠に問題を抱えている人は
成人の約29%という全国調査や、全国の労働者数を参考にし、
作業効率の低下による損失は約3兆600億円と試算したそうです。
欠勤や遅刻・早退による損失は約1600億円。
交通事故による損失は約2400億円・・・。
なお、アメリカでは92年に、
不眠症などによる経済損失額は
年計10兆円との報告があったらしいです。
内山教授によると、
「睡眠の問題は意志の力で対処できるものではない。
頑張っても生産性が落ちるだけということを理解し、
無理をしすぎないことが大事」。
・・・ですって。
ん~、調査・研究のネタとしては面白いけどなぁ。
この調査によって、何が言いたかったんでしょうか。
具体的な数字が出たといっても、推測ですしね。
ただ、事実として「先進国」ほど、
睡眠の問題に悩んでいる人が多いですね。
よく考えれば変な話で。
経済的に強くて、文化が発展している国なのに、
毎日つらい思いをしている人が多いということ・・・。
「先進」なのにね。
「先進」ってなに?(笑)
経済損失よりも、
人間としての「当たり前」を損失していることのほうが怖い。