1923年(大正12年)9月1日
相模湾を震源とする推定マグニチュード7.9の関東大地震が発生しました。
関東大震災と呼ばれます。
この地震の起きた日という事で、またこの時期は台風の襲来や集中豪雨も発生しやすいことから、地震、津波、台風、大雨等による災害に備えようという気運が高まり、日本では 1960年頃から9月1日が
防災の日
として広く知れ渡っています。
因みに、関東大震災では死者は10万人を超えると言われます。
(最近の日本史教科書でも死者約14万人との記述もありますが、重複していたものがあったと見られ、現在では修正されています)
(資料は Wikipedia より)
この地震の被害の特徴は、特に東京都で火災の発生件数17万、火災による死者が、7万人と極めて多い事です。
1994年の阪神淡路大震災でも火災の件数が多いのですが、7,000件、焼死者500程です。
関東大震災でのこれほどの被害は、防災意識が高くない時代、情報が少ない時代であり、行政も各個人も準備は殆ど出来ていないと思われます。
また、震源に近い特に神奈川で住宅の倒壊とそれによる死者も多くなっています。
これらは、2011年の東日本大震災で津波による被害と死者が多かった事と対比しても特徴的です。
今耐震工事された住宅に住み、情報がいろんな手段で入手出来る時代ではありますが、防災の日を迎えた事で改めて自分の対策はどうだろうと振り返っています。