生徒が学習塾を辞める理由 | 個別指導塾リタイア塾長が語る塾経営ノウハウブログ

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7年弱、私が実際に塾経営して学んだことを公開していきます。
成功したこと、失敗したこと、私の様々な経験と知識が現職オーナー塾長さまのお役に立てるものと思っています。


塾に入ったからには、
必ずいつかは塾を出ていくときがきます。

だから、
生徒が塾を辞めてしまうことは、
仕方のないことです。

でも、
そう簡単に割り切れることではありません。



志望校に合格したから、
「塾を辞めます」、
なら納得できます。

 ↓ ↓ ↓

ちょっと話しを脱線させますが、
ちなみに私は、

「○○君が塾を辞めるとなると、
 寂しくなるな~、
 高校の勉強も大変だぞ。
 高校生になっても、
 落ち着くまで、
 しばらく塾に通ったら、、、
 そうしてくれると、
 先生もきっと喜ぶよ。」

と言うと、
10人中1人か2人は残ってくれました。

すると、
生徒から、

「お母さんも、
 塾辞めないで、
 しばらく続けた方がいいんじゃないの?、
 って言っているんです。」

なんて意外な返事が返ってきたりします。

そこで残ってくれた生徒というのは、
その後も塾に通ってくれます。

理由は、
高校の勉強の方が、
もっと大変だということに気が付くからです。

特に、
公立でも、
私立でも、
推薦で進学する子は、
塾を続けさせた方がいいです。

辞めると、
マジでヤバイ結果が待っています。

 ↑ ↑ ↑

※これについては、
 この後で詳しくお話しします。





お話しを元に戻します。

進路が決まった生徒の退塾のお話しは、
ここまでにしておいて、
問題は、
それ以外の理由で塾を辞めていく生徒です。

ハッキリ理由を言ってくれれば、
引っ掛かっているモノも取れて、
改善の道を開くことができます。

しかし、
理由をにごらせて、
ハッキリ言ってくれない生徒や保護者も多いのです。

そうすると、
モヤモヤした気持ちだけが残り、
気持ちが沈んでしまいます。



私が塾をしていたときも、
一番最初に保護者から、

「塾を辞めさせてください。」

と言われたときは、
気が動転し、
体中が暑くなって、
汗が噴き出してきて、
頭の中が真っ白になったものです。

そんなとき、
なんとか冷静さを取り戻して、

「差し支えなければ、
 塾を辞める理由を、
 聞かせて頂きたいのですが。。。」

と聞くと、
嘘か本当かは分かりませんが、
それなりの理由を教えてくれます。



そんな経験を何十回も繰り返すと、
生徒が塾を辞める理由が見えてきます。

それは、


 ・子供のやる気がない

   ↓ ↓ ↓

 ・学力・成績が上がらない

   ↓ ↓ ↓

 ・このままお金を掛け続けても無駄


という流れの、
どれかを理由として言ってくるのです。

これに該当する理由が、
塾を辞める理由としては、
一番多いと思います。



※この記事の中でお話ししている塾を辞める理由は、
 どちらかというと、
 保護者が塾を辞めさせたがっている場合ですが、
 生徒が塾に行きたがらない場合のお話しは、
 こちらです。
 ⇒ 生徒が塾を辞める前ぶれとその対応方法



その他にも、
塾を辞める理由として、
こんなことを言われたこともありました。


 ・塾は続けたいのですが、
  お父さんがリストラにあって、
  仕事を辞めなければいけなくなってしまったので。

 ・どうしても、
  仲の良い友達が通っている塾じゃないと、
  塾に行きたくない、
  と子供が言うものですから、、、

 ・部活と勉強の両立ができないので、
  部活に集中させることにしました。



つまり、
生徒が塾を辞める理由としては、
生徒側に原因がある場合が多いのです。





仮に、
塾に不満を感じて辞める場合は、
辞めるまでの過程で、
塾に対して、
何らかの働き掛けがあるのが普通です。

例えば、


 ・先生の説明が分かりづらいので、
  講師を変えて欲しい

 ・女性の講師がいい


といった感じです。

事例が少なくて、
申し訳ないのですが、
塾側に責任があるというケースが、
あまり思い付きません。



中には、
塾に責任を押し付けてくる保護者はいます。

「高い月謝を毎月払っているのに、
 一向に成績が上がらないじゃないか!」

と言ってくるような方です。

このような言われ方をされてしまいますが、
結局は、


 ・宿題をキチンとやってこない

 ・自宅学習が足りない

 ・問題を勘で解いている

 ・出来る問題しかやらない

 ・わかったような振りをする

 ・考えようとしない


など、
生徒側に、
根本的な原因がある場合が多いのです。



ですから、
塾長のみなさん、
塾としてやるべき事をしているのであれば、

 『去るもの追わず』

です。

それより、
目の前の生徒に集中すべきです。





最後に、
私の経験上、
塾を辞めていくときに、

 「いずれまた、
  お世話になるときがくるかもしれませんので、
  そのときは、
  宜しくお願いします。」

と言われる方がいらっしゃいますが、
間違いなく二度と来ません!

実は、
一人だけ再入塾した生徒がいましたが、
この生徒は、
公立高校に推薦で合格した生徒で、
合格と共に直ぐに塾を辞めてしまったのですが、
あるとき、
ひょっこり塾に現れて、

 「先生!
  ヤバイ!
  クラスでブービーになっちゃった!!!
  (高校の)先生からも、
  このままじゃ、
  留年を覚悟しておいた方がいいって、、、
  どうしよう???」

と助けを求めに来たのです。

そこで私は、

 「だから、
  塾辞めない方がいいって、
  言ったでしょ!」

と言いましたが、
後の祭りでした。

ちなみに、
この生徒が推薦で合格した高校は、
偏差値にして60弱の都立高校です。





最後の最後に、
私は、
生徒(その保護者)が塾を辞めたいと言ってきたときは、
その都度、
その理由を聞くようにしていましたが、
大よそ想像が付く場合が多いので、
確認のため程度でしかありませんでした。

但し、
塾側に全く問題が無かったとは言い切れないので、
担当講師を交えて、
原因の究明はしていました。

更に言えば、
このとき、
講師を責めるようなことはしませんでした。

=== 以下、参考記事です ===

 ⇒ 誠意で塾経営はしない方がいい
 ⇒ 繁盛する学習塾のポイント(不動のワンツー)




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