中1の生徒さんと雑談してたら「AIに仕事が奪われるかもしれないから、これまで第一志望だった進路を考え直している」と言われて仰天した。なんてしっかり者なんだ。
でもよくよく考えてみれば、AIやロボットに奪われない仕事なんて100年単位で考えれば（ロシアが核兵器を使って地球滅亡とかもあるかもしれんから、100年後の地球に文明人はいないかもしれんけど）、ほぼないわけだ。
どうやら多くの人々はこれが人間性の終焉であるかのように論じているが、機械が我々の仕事を奪ったとしても、それで我々が豊かな暮らしができるのであればそれはむしろ福音であると塾長は考えている。生きるための仕事から、遊ぶための仕事へ、がAI時代の人類の道標となるのではないか。そのためには自堕落に堕ちないために教育が必要である。暇ができたら毎日パチンコと競馬ってのは流石にあかんだろう。生きるための仕事にあくせくする必要がなくなって初めて、人間は真の人間性が何なのかを実感するであろう。
実のところ、現在支配者階級と考えられている連中はこのような未来を望んでいないと思われる。もし、このような楽園が構築されてしまったら、彼らの特権階級たる所以が全てなくなってしまうからだ。となると、AI化はなんらかの形で阻害され、方向性を捻じ曲げられて我々自身がAIの奴隷となる未来もありうるわけだ。偉そうな連中の立派そうな御託には常に用心しなくてはならない。