今回からしばらくの間、お散歩シリーズの最新作として、「川西散歩」をお送りします。
兵庫県・川西市は、現在僕が暮らしている宝塚市の東隣の町です。
全国的な知名度は余りないのではないでしょうか。
宝塚には宝塚歌劇という大看板があり、また手塚治虫さんが少年時代を過ごした地としても知られています。
「川西」と言われても、僕自身、思い浮かぶことは何もありません。
とは言え、買い物をするのにはいい町で、僕もよく阪急電車・宝塚線に乗って川西能勢口(かわにしのせぐち)駅へ買い物に出かけます。
川西能勢口駅周辺には、ダイソー、セリアなど、百均のお店が多いのです。
セリアなんて、川西能勢口駅の北側と南側に、同じぐらいの規模の大型店が2店もあります。
何年か前にキャンドゥーがつぶれてしまったのは残念でしたが…。
だから、僕の中で川西と言えば百均ですね。
そんな川西ですが、そんな地味な町だからこそ、ぶらり散歩して、まだ世に知られていない穴場的なおもしろいスポットを発見できるかも知れません。
ということで、やって来ました、川西能勢口駅!
この取材?をしたのは去年、2020年10月10日、土曜日の午後。
例によって、意味もなく約1年間寝かせていました。
この日は颱風(台風)14号が近付きつつあり、雨は降っていませんでしたが、やや風は強かったです。
駅から、地図で適当に見つけた小戸(おおべ)神社という、いかにも由緒ありげな神社の方向へ歩いていきます。
駅から少し歩いたところに、このような、印象的な五辻(いつつじ)がありました。
要するに、5本の道が交叉(こうさ)しているところです。
名前は今思い出せませんが、Y字路の絵ばかりを好んで描(か)いている有名な芸術家がいたように記憶しています。
分かれ道というのは、何か人の心を刺激するものを持っているようです。
五辻を横断し、1本の道に入ってから、その右手側に、早くもおもしろいものを見つけました。
スナックの密集地帯です。
僕はスナックには皆目興味がありませんが、心のオアシスとして町には必要なものであると理解はしています。
それにしても薄汚れたスナック街です(失礼!)。
スナック街を過ぎると、前方に謎の建造物が見えてきました。
屋根が独特の曲線状のフォルムを描(えが)いており、普通のビルではなさそうです。
謎の建造物の前までやって来ました。
「みつなかホール」というホールの建物であることが分かりました。
「みつなか」とは源満仲(みなもとのみつなか)というローカルヒーローの名前に由来しているようです。
中に潜入?します。
今日、明日と『満仲』というお芝居が上演される模様です。
すごく満仲押しです。
ところで、僕はやや頻尿気味で、トイレが近いのです。
みつなかホールでトイレを借りようと思ったのですが、トイレが受付の奥にあり、チケットがないと受付を通れないので、断念し、一旦駅の方まで戻ることにします。
駅へと向かう途中に、ハナミズキの赤い実がなっているのを見つけました。
ハナミズキの実ってどんな味がするんだろうと思い、以前一度かじってみたことがあるのですが、猛烈な苦みと青臭さがありました。一度お試しあれ!
「定期テスト1科目 +25点」を保証する学習塾の看板。
55点だった子を80点にする…容易なことではありません。
既に80点の子はどうするのか…とか、いろんな疑問を感じます。
先ほどの五辻にまた戻ってきました。
同じ場所なんだけど、違う方向から見ると、全然違う場所のように思えます。
ということで、スタート地点の川西能勢口駅に戻ってきて、トイレをすませました。
(つづく)