清原さんや、清原さんのもと同僚の野村さんについての報道が余りにも興味深くて、ネットで、関連する記事を探していると、その中で、薬物依存症患者の治療に取り組んでおられる精神科医の松本俊彦さんが、このようなことを言っておられました。

「依存症とは、人に依存しない病である。」

 この言葉を読んで、僕は、心理学者の河合隼雄さんの、次のような言葉を思い出しました。

「自立するとは、上手に依存することである。」

 

 人に頼らずに、自分の力だけで生きていこうとするとき、人は、底知れぬ孤独感に襲われ、何か強い力にすがらずにはいられなくなります。

 周囲の人々に助けてもらいながらうまくやっていく、そんな大人になりたいものです。